Theme 2017
救難ロープから発展した、
フイルム・ワイヤー状の「無機ELランプ」
株式会社海光社(中央区)
審査会による提案1次審査、審査会とテーマ企業による提案2次審査を経て、8件のテーマ賞が選出されました。
今後デザイナーの提案に基づいたビジネスの実現化に向けて両者のマッチングとサポートをおこないます。
「テーマ賞」を受賞したデザイナーは、2018年2月7日に開催された提案最終審査会にてプレゼンテーションをおこない、最優秀賞1組と優秀賞2組が審査会により決定しました。
今年も非常に素晴らしい技術とテーマで、マッチングから約1か月半という短い期間でありながら、各社ビジネス提案がしっかりと組み込まれたプレゼンテーションとなっており、どの提案内容も実現の可能性を感じました。そのため、大変レベルの高い審査となり、8つのテーマから最優秀賞、優秀賞を選ぶのは審査員一同、大変苦労しました。
本アワードを「ビジネスデザインアワード」という名称で行なっている背景としては、デザイン、商品開発があるべき姿として、「良い技術」「良いモノ」、そして「良いビジネス」その3つの要素が三つ巴であることが大切で、それらがあって企業が初めて成長すると考えているからです。今回、最優秀賞、優秀賞を受賞した3社の提案は、その三つ巴が完璧に揃っており、それゆえに、大変熾烈な戦いとなりました。
審査員全員が、今回のアワードを通じて、東京都の企業の底力、そして発信力の高さを今回の提案を見て感じました。いずれの内容も独自性が高く、今までに世の中になかった新しいものだと言えます。それをポジティブに捉えて、ぜひこれから企業とクリエイターでその想いを分かち合って、実現に向けて歩みを進めて欲しいと思います。
審査委員長 廣田 尚子
デザイナーとの協働を目指す東京都内中小企業からの公募により、2017年度は8の「テーマ」が選定されました。
プロダクトデザイナー
有限会社ヒロタデザインスタジオ 代表
東京芸術大学デザイン科卒業後、GKプランニングアンドデザインを経てヒロタデザインスタジオ設立。プロジェクトマネジメントの視点からデザイン開発をおこない、企業の持つ技術や素材の魅力を引き出して拡げる仕事を日用品のデザインを中心に幅広く展開。中小企業との協働も多く、様々な地域でデザイン導入の心構えやプロセスについての講演やアドバイスをおこなう。女子美術大学芸術学部デザイン学科教授。
クリエイティブディレクター
有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役
京都精華大学人文学部卒業後、企画制作会社、広告制作会社を経て1999年「CEMENT PRODUCE DESIGN」設立。商業施設の広告デザイン、フランフラン、アクタスとの商品企画開発、UNIQLO「企業コラボレーションTシャツ」のディレクションなど幅広くデザイン、プロデュース。また起業時より自販流通を始め、流通も見据えた形で各地の中小の地域事業者との協業開発事業もおこなう。京都精華大学、金沢美術工芸大学で講師を務める。
工学博士
産業技術大学院大学 学長
大阪大学助手、シドニー大学Visiting Scholar、東京都立大学教授、首都大学東京教授などを経て、2006年より産業技術大学院大学 産業技術研究科 研究科長・教授、2016年より同大学学長に就任、感性と機能の統合デザイナーとしてイノベーションをもたらす「ものづくりアーキテクト」の育成に携わる。専門分野は、非線形システムの制御、生産システムのモデリングと最適化、教科学習など機械知能の応用、サービス工学等。
ブランディングディレクター
アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO
大阪府堺市出身。株式会社富士経済、株式会社インターブランドジャパンを経て、2008年アイディーテンジャパン株式会社を設立。新規事業ブランディングの企画立案をはじめ、日本のブランド力を生かしたものづくり・食・伝統・文化・観光の海外需要開拓・販路開拓のマーケティング支援を行なう。経済産業省ふるさと名物発掘・連携促進事業副事務局方、JAPANブランドプロデュース支援事業アドバイザー、東京都伝統的工芸品普及促進プロジェクト実務者委員、墨田区ものづくりコラボレーション事業海外販路開拓部門コラボレーター等を歴任。
デザイナー・クリエイティブディレクター
デコラティブモードナンバースリー 代表取締役
インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て独立。家具、空間、グラフィック、プロダクトデザイン、アートから食に至るまで、多種多様に活動するクリエイティブ集団「graf」を立ち上げる。建築、インテリアなどにかかわるデザインやディレクションなどを手がけ、近年では中小企業との恊働、地域再生の活動などにもその能力を発揮している。
デザイン・知的財産権戦略コンサルタント
日高国際特許事務所 所長 弁理士
金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業後、通商産業省特許庁入庁。特許庁審査官、通産省デザイン行政室課長補佐(デザイン奨励班長)を経て日高国際特許事務所を設立。商品開発における知的財産権戦略のプロフェッショナルとして活動。「知的財産権と企業経営」「デザインリスクマネジメント」などに関する講演・執筆多数。金沢美術工芸大学、東京芸術大学、九州大学大学院などで講師を務める。
テーマ・提案ともに実現性や、市場性などについて、多角的視点から評価・選定します。
1.テーマ審査 | 企業からのテーマ内容を書類審査 |
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2.提案一次審査 | デザイナーからの提案を企画書で書類審査 |
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3.提案二次審査 |
テーマ選定企業とともに、 一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定 |
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4.提案最終審査 |
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション 「最優秀賞」「優秀賞」を評価選定 |
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2017年 4月20日(木) |
概要発表・テーマ募集開始 企業からテーマを募集 |
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6月1日(木) 14:00~16:00 |
企業向け テーマ応募説明会 ▶
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ内) |
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6月28日(水) | テーマ募集締切(〆切日までに必着) |
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7月中旬 |
テーマ審査 企業からのテーマ内容を書類審査 |
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8月16日(水) | テーマ発表・提案募集開始 |
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9月4日(月) 17:00〜19:00 |
デザイナー向け 提案応募説明会 ▶
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ内) |
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9月中 | 工場見学 |
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10月25日(水) | 提案募集締切(〆切日までに必着) |
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11月中旬 |
提案一次審査 デザイナーからの提案を企画書で書類審査 |
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11月下旬 |
提案二次審査 テーマ選定企業とともに、一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定 |
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12月14日 |
テーマ賞発表 ウェブサイト等にて発表 |
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2018年2月7日 |
提案最終審査・結果発表 「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション、 審査、結果発表・表彰式 東京ミッドタウン・カンファレンスRoom7にて (東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F) |
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