2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

開催概要

「東京ビジネスデザインアワード」は、
都内ものづくり中小企業と、
優れた課題解決力・提案力を併せ持つデザイナーとの協働による、
新しいブランドやビジネスモデルの開発を目的とした、
企業参加型のデザイン・事業提案コンペティションです。

ものづくり中小企業が持つ技術や固有の素材など、オリジナリティの高い要素を、
コンペティションの「テーマ」として募集、審査を経て選定します。

選定された「テーマ」に対して、
新たな用途開発等を軸とした事業全体のデザインを
「提案」としてデザイナーから募集して審査を実施、
優れた事業提案の実現化を目指します。

審査は企業からの「テーマ」、デザイナーからの「提案」ともに、
有識者からなる審査委員会を設置し行います。

テーマと提案のマッチングが成立したケースについては、
製品開発や販路開拓、知的財産権対策に関するアドバイスなどを中心に行い、
都内ものづくり中小企業による事業化・商品化を継続して支援します。 2019年度 東京ビジネスデザインアワード
主催:東京都
企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会

審査委員長挨拶

先が読めない今の時代を切り拓くためには、企業にはデザインが必要だという意識が高まる中、昨年デザイン経営宣言が発表されました。デザインが製品開発だけでなく企業の経営構想を築く力になることに、思いを新たにした経営者の方も多いと察しています。東京ビジネスデザインアワードでは、中小企業が活用するデザインは商品に限らずビジネス全体を描く戦略が重要だと提唱してきました。7年前の立ち上げ当初から、その考えに賛同した多くの企業とデザイナーの協業が生まれ、質の高い取り組みに対する社会の関心も年を追うごとに高まってきました。東京ビジネスデザインアワードが行う活動は、デザイン経営宣言の一部分に過ぎませんが、ここで繰り広げられる協業プロセスには、企業の価値を変える深く熱いストーリーと、数字だけにとどまらない素晴らしい成果がたくさんありました。今振り返ると、これまでご参加くださった企業とデザイナーの皆様は、それまでは言語化されていないけれど時代が求めているデザインと経営の要素を、いち早く感じ取ってご応募くださいました。改めて感慨深く感謝しております。
2019年1月に行われた昨年度の最終成果審査会では、完成度の高い提案内容に審査委員一同、驚きと感銘を受けました。当日会場にいた多くの来場者は、デザイナーと企業が一体となってビジョンと戦略を描いているという、確固たるアピールをプレゼンテーションから感じ取られたと思います。受賞チーム全体に目的意識の高まりが溢れていました。ビジネスデザインアワード事務局では、参加される方々の可能性を広げ、満足と質の向上を目指して、毎年新しい取り組みにチャレンジするクリエイティブなマネジメントを実践しています。令和元年となる2019年度も、東京から「心を豊かにする新しいビジネス」が生まれるよう、たくさんのご応募をお待ちしております。 2019年度 東京ビジネスデザインアワード審査委員長
廣田尚子

審査委員会

廣田 尚子

審査委員長 廣田 尚子

デザインディレクター
有限会社ヒロタデザインスタジオ 代表

東京藝術大学デザイン科卒業後、GKプランニングアンドデザインを経てヒロタデザインスタジオ設立。プロジェクトマネジメントの視点からデザイン開発を行い、企業の持つ技術や素材の魅力を引き出して拡げる仕事を日用品のデザインを中心に幅広く展開。中小企業との協働も多く、様々な地域でデザイン導入の心構えやプロセスについての講演、アドバイスを行う。女子美術大学芸術学部デザイン学科教授。

金谷 勉

金谷 勉

クリエイティブディレクター
有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役

京都精華大学人文学部卒業後、企画制作会社、広告制作会社を経て1999年「CEMENT PRODUCE DESIGN」設立。商業施設の広告デザイン、フランフラン、アクタスとの商品企画開発、UNIQLO「企業コラボレーションTシャツ」のディレクションなど幅広くデザイン、プロデュース。また起業時より自販流通をはじめ、流通も見据えた形で各地の中小の地域事業者との協業開発事業も行う。京都精華大学、金沢美術工芸大学で講師を務める。

川田 誠一

川田 誠一

工学博士
産業技術大学院大学 学長

大阪大学助手、シドニー大学Visiting Scholar、東京都立大学教授、首都大学東京教授などを経て、2006年より産業技術大学院大学 産業技術研究科 研究科長・教授、2016年より同大学学長に就任。感性と機能の統合デザイナーとしてイノベーションをもたらす「ものづくりアーキテクト」の育成に携わる。専門分野は、非線形システムの制御、生産システムのモデリングと最適化、教科学習など機械知能の応用、サービス工学等。

澤田 且成

澤田 且成

ブランディングディレクター
アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO

大阪府堺市出身。株式会社富士経済、株式会社インターブランドジャパンを経て、2008年アイディーテンジャパン株式会社を設立。新規事業ブランディングの企画立案をはじめ、日本のブランド力を生かしたものづくり・食・伝統・文化・観光の海外需要開拓・販路開拓のマーケティング支援を行う。経済産業省ふるさと名物発掘・連携促進事業副事務局方、JAPANブランドプロデュース支援事業アドバイザー、東京都伝統的工芸品普及促進プロジェクト実務者委員、墨田区ものづくりコラボレーション事業海外販路開拓部門コラボレーター等を歴任。

日高 一樹

日髙 一樹

デザイン・知的財産権戦略コンサルタント
日髙国際特許事務所 所長 弁理士

金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業後、通商産業省特許庁入庁。特許庁審査官、通産省デザイン行政室課長補佐(デザイン奨励班長)を経て日高国際特許事務所を設立。商品開発における知的財産権戦略のプロフェッショナルとして活動。「知的財産権と企業経営」「デザインリスクマネジメント」などに関する講演・執筆多数。金沢美術工芸大学、東京藝術大学、九州大学大学院などで講師を務める。

南馬越 一義

南馬越 一義

クリエイティブディレクター
株式会社ビームス ビームス創造研究所 シニアクリエイティブディレクター

1984年株式会社ビームス入社。メンズカジュアルのショップスタッフを経て、「レイ ビームス 渋谷」の店長としてウィメンズ分野でのキャリアをスタートする。「レイ ビームス」レーベルのバイヤーを経て、2004年、ウィメンズ全体のクリエイティブディレクターに就任。ビームス創造研究所の立ち上げに伴い、2010年3月より新規事業の開発に着手。佐賀県、熊本県、東北地域の伝統的なものづくりに現代的な要素を掛け合わせるコラボレーション企画や、「ビーミング ライフストア」「カロリナグレイサー」等ブランドのプロデュースも手がける。

審査方法

テーマ・提案ともに実現性や、市場性などについて、多角的視点から評価・選定します。

1.テーマ審査 企業からのテーマ内容を書類及び面談による審査
2.提案一次審査 デザイナーからの提案を企画書で書類審査
3.提案二次審査 テーマ選定企業とともに、
一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
4.提案最終審査 「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション
「最優秀賞」「優秀賞」を評価選定