ビジネス化事例

「東京ビジネスデザインアワード」 でテーマ賞を受賞(マッチング)した企業と
デザイナーが、協働により受賞提案を実現化した事例を紹介します。

2020年度(第9回)テーマ賞 LIKECOAT

LIKECOAT 企業が長年磨き上げてきた特殊塗装技術をテーマごとに整理し直し、さらに企業の強みとして伸ばしていくためのビジネスモデルの提案。ブランド「LIKE COAT」として、印刷やフィルムとは異なる手仕事の仕上がりで「イメージを具現化する」サービスを展開中。

LIKECOAT

2021年度(第10回)最優秀賞・テーマ賞 SAWARIGAMI

SAWARIGAMI 企業の強みである特殊印刷加工技術とクリエイターの新しい発想を掛け合わせ、自由で新しい発想の商品と技術の発信を目指す実験ブランド「印刷加工実験室」と、独自の特殊印刷技術によって紙の表面にざらざらとした凹凸を生みだした触り心地のある折り紙「SAWARIGAMI」を皮切りに、様々な商品を展開中。

SAWARIGAMI

2020年度(第9回)最優秀賞・テーマ賞 さかなかるた

さかなかるた オンデマンド印刷機「イリデッセ」の特殊印刷技術を使用して、魚の表皮をリアルに再現した魚のかるた。素材にはYUPOという合成紙を使用しており、水の中でも使用する事が可能。

さかなかるた

2020年度(第9回)優秀賞・テーマ賞 化石みっけ

化石みっけ ブラックライトで照らすと隠れた化石のイラストが浮かび上がる絵本&シールセット「化石みっけ」。絵本とシールを組み合わせて遊ぶことで、化石や恐竜について学ぶことができる。

化石みっけ

2019年度(第8回)テーマ賞 WIPE

WIPE 様々なシーンに対応する機動性、ノートやペンのようにいつでもどこでも持ち歩け、「アイディアを、思いついた瞬間に逃さず可視化するツール」がコンセプトのホワイトボード。

WIPE

2017年度(第6回) 優秀賞・テーマ賞 SONAIR

SONAIR 成熟産業において新たな価値特性を加えることによる、ビジネスデザインを提案。室内のインテリアの一部やスツールとして普段使いできる防災製品として発売。発泡素材の特性を活かし、「防災インテリア」という新しい分野の開拓を行う。

SONAIR

2020年度(第9回) 優秀賞・テーマ賞 東屋(azumaya)ビジネスデザインプロジェクト

東屋 創業から100年以上培われた革小物製造技術を守る、マーケティング・ブランド観点の課題解決と既存商品のリブランディングの提案。オンラインショップや製品ラインナップの見直しから、オリジナルブランドを確立しクラウドファンディングにも挑戦。ビジネスデザインにおけるデザイナーの重要な役割を体現する。

東屋

2019年度(第8回) 優秀賞・テーマ賞 TOMORI AID

TOMORI AID 懐中電灯を設置するだけで柔らかい明かりを確保できる、段ボールでできた組み立て式ランタン。デザイナー自身が被災したときの避難所体験をもとに、被災時の不便さや心理状態をデザインの力で和らげるプロダクトを提案。

TOMORI AID

2019年度(第8回)テーマ賞 PageBase

PageBase 企業の持つ技術を応用し、新規プロダクトとサービスにより新たな市場をつくり発展させていく提案。現在、スライド式ルーズリーフバインダー 「SlideNote(スライドノート)」と、自分専用のオリジナルノート用紙を購入できるECサイト「Paper&Print」を展開中。

PageBase

2018年度(第7回)最優秀賞・テーマ賞 METALFACE(メタルフェイス)

INAMOTO 樹脂素材に金属調の特殊印刷を施す技術を多面的に活かした、ビジネスモデルの提案。次世代のプロダクトデザインの課題を解決する画期的な技術で、現在、IT プロダクト向けのインターフェイス「METALFACE」として、プロジェクトが進行中。

INAMOTO

2016年度(第5回)テーマ賞 INAMOTO

INAMOTO 様々な金属材料を多様な加工を駆使し、高級感ある加飾部品へと一貫生産する企業のブランド・プロダクト開発の挑戦。
特に得意とするプレス絞りと旋盤切削技術を組み合わせた、コンシューマ向け自社商品「INAMOTO」として展開中。

INAMOTO

2018年度(第7回)優秀賞・テーマ賞 香の具

香の具 100%天然のエッセンシャルオイルと塗料を混ぜ合わせた新しい絵の具ブランド。絵の具の色を混ぜるように、自分で調香して、香りのしくみを学ぶことができる。ブレンドという切り口で、香りを楽しみ生活に取り入れるきっかけを提案している。

香の具

2018年度(第7回)優秀賞・テーマ賞 tetote(テトテ)

tetote(テトテ) メーカーとして長年培ってきたキャンドル製造技術とアロマブレンド技術を生かした、94円の定形郵便で送るアロマキャンドル付きメッセージカード。キャンドル文化を根付かせるために、灯りと香りを楽しむ新しいコミュニケーションを提案している。

tetote(テトテ)

2017年度(第6回)最優秀賞・テーマ賞 irodo(イロド)

irodo(イロド) 様々な生地素材にアイロン無しで貼れる転写技術を用い、ユーザーが気軽にDIYやリメイクに活用できるシート。熱源を使わないため年齢を問わず楽しめる。「生地をカスタマイズする」という今までにない新しい文化を発信している。

irodo(イロド)

2016年度(第5回)最優秀賞・テーマ賞 ikue(イクエ)

ikue(イクエ) 紙を使ったピアス・イヤリングなど、ペーパージュエリーのブランド。高度な製本技術と金付の技術により、立体的でボリュームのあるプロダクトを製作。紙の特性を効果的に活かした美しくて軽いジュエリーを提案。

ikue(イクエ)

2016年度(第5回)テーマ賞 So.(ソー)

So. 静電気を使って短繊維を植毛するフロッキー加工の技術をより多くの人に伝えるための「技術ブランディング」の提案。既存の加工例にとらわれない、新たな表現とプロダクト制作を軸に、地場産業との連携などを実施中。

So.

2016年度(第5回)テーマ賞 きえすぎくん

きえすぎくん 東京の間伐材を使ったホワイトボードの提案。木材それぞれが持つ固有の素材感を活かし、かつ滑らかに書き消しがしやすい塗装を施した。インテリアとしても活用でき、都会の様々なシーンに癒しと安らぎを与える。

きえすぎくん

2016年度(第5回)優秀賞・テーマ賞 wemo(ウェモ)

wemo(ウェモ) 腕や手にペンで直接書く「手メモ」の問題解決としてウェアラブルメモを開発。バンドタイプとシールタイプの2種類を発表した。看護現場でのリサーチをはじめとして、農作業や高所作業、水産現場など、様々なシーンでの使用展開を提案している。

wemo(ウェモ)

2012年度(第1回)テーマ賞 ペンダントライト

ペンダントライト 大正時代から続く伝統的な硝子成形技法のひとつ「乳白あぶりだし技法」を使った照明器具。受賞後、数年の試行錯誤を経てパナソニックから製品化となった。中小企業が持つ新たな領域へのチャレンジ精神と、デザイナーがもつ提案力が日本を代表するメーカーであるパナソニックからの製品化に至った貴重な事例。

ペンダントライト

2015年度(第4回)優秀賞・テーマ賞 RE:LIGHT

RE:LIGHT 衣服から雑貨まで、様々な「光る」アイテムを生み出していく反射材クリエイティブプロジェクト。ファッションデザイナーとのコラボレーションで光が反射すると違う柄の現れるTシャツなどを発表、イベントでのフラッシュ撮影がSNSで拡散され話題に。

RE:LIGHT

2015年度(第4回)テーマ賞 hal+(ハルト)

hal+(ハルト) Ω型の針金(アイレット)加工が施された、 多機能シール。様々な用紙サイズを一つのバインダーに収められるほか、ゴムを掛けてブックバンドにしたり、ポストカードや写真に貼り付けてデコレーションにしたりと、ユーザーの創造性を誘発する。

hal+(ハルト)

2014年度(第3回)最優秀賞・テーマ賞 FROM NOWHERE

光学ガラスの特徴を活かした無宗教式に祀るための「祈りの道具」。少子化や核家族化に伴って墓や仏壇を取り巻く環境が変わる中、現代のライフスタイルに合った新しい供養の様式を提案している。カドミ光学工業がこれまで光学機器の部品製造で培ってきた高度な精密接合技術を使って素材と技術の魅力を引き出した美しい道具に挑戦。

www.fromnowhere.jp AXIS Web Magazine 東京ビジネスデザインアワード商品化への道のり
▶︎カドミ光学工業(前編) [2015.10.6] ▶︎カドミ光学工業(後編) [2015.10.7]

2013年度(第2回)最優秀賞・テーマ賞 pipegram

自動車や医療器具などのパイプ部品を製造してきた企業が初めてのBtoC商品にチャレンジ。細い曲げパイプをシリコン部品でつなぎ合わせる事で構造物を作る玩具。緻密な加工技術と多品種少量生産の強みを活かしている。現在、東急ハンズ、LOFTのほか、百貨店やセレクトショップ、ネットショップ等で販売中。

www.pipegram.com AXIS Web Magazine 東京ビジネスデザインアワード商品化への道のり
▶︎武州工業(前編)[2014.6.3] ▶︎武州工業(後編)[2014.6.5]

2013年度(第2回)優秀賞・テーマ賞 ひきよせ

元々企業が持っていた伝承の特殊技術を活かした木製食器とそのブランド。技術の核となる部分は知的財産権を保護した上で、今まで隠してきた技法をあえてブランディングに活用していく点など、知財戦略の面でも注目度が高い。現在、百貨店やセレクトショップ、ネットショップ等で販売中。海外展開中。

2013年度(第2回)優秀賞・テーマ賞 KANAORI

銅や真鍮、ステンレスなど様々な素材と、様々な織り方ができる石川金網の技術を活かした、新しいマテリアル開発とブランディング。まるでテキスタイルのように、スタイリッシュに素材販売していくビジネス提案。BtoB、BtoC、両方のビジネス的発展が見込まれる。2015年3月のストックフォルムファニチャーフェアで発表。今後販売を開始する予定。

http://kanaori.tokyo/ AXIS Web Magazine 東京ビジネスデザインアワード商品化への道のり
▶石川金網(前編)[2015.5.07] ▶石川金網(後編)[2015.5.08]

2013年度(第2回)テーマ賞 Twinkle Piece

点字印刷技術から発展した加工技術、大量に印刷できる疑似ラインストーンの利点を使って、インテリア用品に展開。疑似ラインストーン印刷の施されたピースを組み合わせていくことで、モビールや照明などを作れるキットを販売。2014年7月の国際見本市「DESIGN TOKYO」で発表。受注受付中。

2012年度(第1回)テーマ賞 MASKING COLOR

乾くと剥がせる保護膜を作るための産業用塗料を一般向けの「塗って剥がせる水性絵の具」として発売。これまでになかった新感覚の塗料として話題を呼びヒット商品となる。現在、東急ハンズ、LOFTのほか、百貨店やセレクトショップ、ネットショップ等で販売中。海外にも展開中。

www.maskingcolor.com AXIS Web Magazine 東京ビジネスデザインアワード商品化への道のり
▶︎太洋塗料(前編)[2015.5.11] ▶︎太洋塗料(後編)[2015.5.12]