2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

テーマ賞

審査会による提案1次審査、審査会とテーマ企業による提案2次審査を経て、下記10組が「テーマ賞」を受賞しました。
今後デザイナーの提案に基づいたビジネスの実現化に向けて両者のマッチングとサポートをおこないます。
「テーマ賞」を受賞したデザイナーは、2016年1月27日開催の提案最終審査会にてプレゼンテーションをおこない、最優秀賞1組と優秀賞2組が審査会により選出されます。

提案最終審査会のご案内 >

1

天然素材を使用した多機能ワックス

デザイナー サワノ エミ (CUMONOS)

テーマ キャンドルの製造で培った“ワックス成形技術” / 佐藤油脂工業株式会社(荒川区)
優秀賞
2

マグネットとシリコンを活用したアタッチメント

デザイナー 小関 隆一 (RKDS)

テーマ 永久磁石をシリコンで包み込む“シリコンラバーマグネット” / 株式会社マグエバー(渋谷区)
3

錫の素材特性を活かした中空構造の器

インテリアデザイナー 河合 優吉 (有限会社デザインスピリッツ)

テーマ 錫合金エテナを用いた“鏡面仕上げと凸模様の表現技術” / 株式会社アートランド(荒川区)
4

高輝度反射材を使ったファッションリメイクブランド

プランナー・デザイナー 三浦 慎也、本田 新、良知 耕平 (株式会社電通)

テーマ 高輝度反射材を使った“高精細レーザープリント技術” / 八欧産業株式会社(杉並区)
優秀賞
5

アイレット技術を活かしたデコレーショングッズ

デザイナー 榎本 大輔、横山 織恵 (hitoe)

テーマ 製本と針金加工を組み合わせた“アイレット中綴じ技術” / 株式会社ウキマ(板橋区)
6

金属の丸棒加工を応用した装飾金物ブランド

デザイナー 菊地 大作、深澤 美香、寺田 忠勝、坂上 友理 (株式会社ムラヤマ)

テーマ 油圧部品の製造で培った“丸棒精密機械加工技術” / 株式会社大和精機製作所(武蔵村山市)
7

カシメる技術を活用したアルミ集成材の提案

建築家 佐藤 宏尚 (株式会社佐藤宏尚建築デザイン事務所)

テーマ スプリングバック方式を利用してカシメる“アルミの精密加工技術” / 株式会社丸三電機(千代田区)
8

バネの特性を活かしたインテリア照明

プロダクトデザイナー 乙部 博則 (otobe. design)

テーマ 精密バネ製造で培った“ワイヤー加工技術” / 東栄バネ株式会社(中央区)
9

遠心力を活かした撹拌ツール

デザイナー 小関 隆一 (RKDS)

テーマ 羽がないのに撹拌できる“遠心式撹拌技術” / 株式会社IPMS(港区)
最優秀賞
10

家庭のエネルギーを管理する総合的なIoT機器

プロダクトデザイナー 山岸 隼人 (株式会社HYT-DESIGN)

テーマ デマンドレスポンス対応型の“家庭向けエネルギー管理システム” / 地域エネルギー株式会社(港区)

※審査の結果、以下のテーマは「該当なし」となりました。
テーマ2:箔押し技術を使った“やわらかメタルシート” / 株式会社村田金箔(文京区)
テーマ7:素材を選ばず光沢あるメッキ面を形成する“銀鏡塗装技術” / 株式会社アルファ・レシオ(昭島市)
テーマ11:曲げ、穴あけ、溶接、塗装まで一貫生産の“パイプ曲げ技術と板金加工技術” / 筑波鉄工株式会社(大田区)

提案最終審査 総評

いまや、デザインはものづくりだけでなく、ビジネスそのものをつくっていくということが認識されはじめ、市場の中での役割が大きく拡がっています。
今回の東京ビジネスデザインアワード最終提案では、東京の中小企業の技術ポテンシャルの高さに改めて驚かされました。その技術力にデザインを掛け合わせることで、大きな推進力を生み出すのがこのアワードです。
今年はこれまでよりさらにレベルの高い提案最終審査会でした。市場性、デザイン性、実現性、ビジネスモデルの完成度などの視点から総合点で最優秀賞、優秀賞を選びました。
これからはデザイナーが企業を牽引し、推進力となるマネジメント、「協業力」が非常に大事になってくると思います。
今回マッチングされた企業とデザイナーにとっては今日がスタートです。製品化に向けて次の開発フェーズに進んでいただきますが、テーマ企業の方々も新たな覚悟を持って舟を漕いでいただきたいと思います。 審査委員長 廣田 尚子

テーマ一覧

デザイナーとの協働を目指す東京都内中小企業からの公募により、今年度は13の「テーマ」が選定されました。
これら「テーマ」の“技術”や“素材”の新たな用途や可能性を見出して、デザインの力で実現化できる“ビジネス”を創出してください。具体的には、新規用途開発を軸としたビジネス提案と製品をイメージしたデザインが連動した企画書を期待します。B to BかB to C、または販売チャネルなど市場や販売方法は問いません。テーマ選定企業のビジネスを今後どのように発展させ、実際に展開していくのか、を考慮した具体的な事業提案をお待ちしています。

審査委員会

審査委員長 廣田 尚子

プロダクトデザイナー
有限会社ヒロタデザインスタジオ 代表

東京芸術大学デザイン科卒業後、GKプランニングアンドデザインを経てヒロタデザインスタジオ設立。プロジェクトマネジメントの視点からデザイン開発をおこない、企業の持つ技術や素材の魅力を引き出して拡げる仕事を日用品のデザインを中心に幅広く展開。中小企業との協働も多く、様々な地域でデザイン導入の心構えやプロセスについての講演やアドバイスをおこなう。女子美術大学芸術学部デザイン学科教授。グッドデザイン賞審査委員。

川田 誠一

工学博士
産業技術大学院大学 産業技術研究科長・教授

大阪大学助手、シドニー大学Visiting Scholar、東京都立大学助教授、東京都立大学教授、首都大学東京教授などを経て、2006年より産業技術大学院大学 産業技術研究科 研究科長・教授に就任、感性と機能の統合デザイナーとしてイノベーションをもたらす「ものづくりアーキテクト」の育成に携わる。専門分野は、非線形システムの制御、生産システムのモデリングと最適化、強化学習など機械知能の応用、サービス工学等。

服部 滋樹

デザイナー・クリエイティブディレクター
デコラティブモードナンバースリー 代表取締役

インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て独立。家具、空間、グラフィック、プロダクトデザイン、アートから食に至るまで、多種多様に活動するクリエイティブ集団「graf」を立ち上げる。建築、インテリアなどにかかわるデザインやディレクションなどを手がけ、近年では中小企業との恊働、地域再生の活動などにもその能力を発揮している。

日高 一樹

デザイン・知的財産権戦略コンサルタント
日高国際特許事務所 所長 弁理士

金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業後、通商産業省特許庁入庁。特許庁審査官、通産省デザイン行政室課長補佐(デザイン奨励班長)を経て日高国際特許事務所を設立。商品開発における知的財産権戦略のプロフェッショナルとして活動。「知的財産権と企業経営」「デザインリスクマネジメント」などに関する講演・執筆多数。金沢美術工芸大学、東京芸術大学、九州大学大学院などで講師を務める。グッドデザイン賞審査委員。

山田 遊

バイヤー・クリエイティブディレクター
株式会社method 代表

IDEE SHOPのバイヤー等を経て、2007年株式会社メソッド設立。店舗のコンセプト作りからプロデュース、イベント企画、内装デザインやアートディレクションの監修にいたるまで、ものにまつわる仕事を幅広く手掛ける。また、日本のものづくりを元気にするユニット「シンケン」のメンバーとしても活動。主な仕事に、国立新美術館「スーベニアフロムトーキョー」、「PASS THE BATON」等。

審査方法

テーマ・提案ともに実現性や、市場性などについて、多角的視点から評価・選定します。

1.テーマ審査 企業からのテーマ内容を書類審査
2.提案一次審査 デザイナーからの提案を企画書で書類審査
3.提案二次審査 テーマ選定企業とともに、
一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
4.提案最終審査 「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション
「最優秀賞」「優秀賞」を評価選定

スケジュール

スケジュール

2015年 4月16日(木) 概要発表・テーマ募集開始
企業からテーマを募集
6月2日(火)
13:30~15:00
企業向け テーマ応募説明会 ▶ インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて
(東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ内)
6月23日(火) テーマ募集締切
締切日までに必着
6月下旬 テーマ審査
企業からのテーマ内容を書類審査
8月12日(水) テーマ発表・提案募集開始
9月2日(水)、3日(木)
19:00~21:00
デザイナー向け 提案応募説明会 ▶
9月中旬 工場見学
10月30日(金) 提案募集締切(〆切日までに必着)
10月下旬 提案一次審査
デザイナーからの提案を企画書で書類審査
11月上旬 提案二次審査
テーマ選定企業とともに、一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
12月中旬 テーマ賞発表
ウェブサイト等にて発表
2016年1月下旬 提案最終審査
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション、
審査、結果発表・表彰式

事務局

東京ビジネスデザインアワード事務局(公益財団法人日本デザイン振興会内)

〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
TEL:03-6743-3777
FAX:03-6743-3775
E-mail: tokyo-design@jidp.or.jp
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