2012年度 東京ビジネスデザインアワード

2012年度 東京ビジネスデザインアワード 審査委員長挨拶

長期にわたる経済不振、地球環境問題、インターネットの普及などにより、
この10年で消費者の価値観や市場のあり方は大きく変化しました。
それに伴って生産・流通・販売の方法に新しい発想が求められる
転換期に来ていることは誰もが感じていることです。
この流れでは成功者の方法をまねた「右へ倣え」で先人と同じ事をやっても
後に続く事ができなくなりました。今は自社の個性・技術を客観的に評価して
最もフィットするビジネスの展望を描くことが求められます。
デザインにはそれに応える有効な産業資源としての価値があります。
また、デザインの領域にも転換の時期が来ています。
機能や姿形だけではなく「技術が活きる場を考える」という視点で
ビジネスの可能性を提案し、それをプロデュースする意識で
デザインを展開してくださることを期待しています。
デザインでローカル都市東京が元気になることがこのコンペディションの願いです。 2012年度 東京ビジネスデザインアワード審査委員長
廣田尚子

2012年度 東京ビジネスデザインアワード 審査委員会

審査委員長 廣田 尚子
プロダクトデザイナー / 有限会社 ヒロタデザインスタジオ 代表
江副 直樹
事業プロデューサー / ブンボ株式会社 代表取締役
永井 一史
クリエイティブディレクター / 株式会社HAKUHODO DESIGN 代表取締役社長
林 千晶
プロジェクトマネージャー / 株式会社ロフトワーク 代表取締役
日高 一樹
デザイン・知的財産権戦略コンサルタント / 日高国際特許事務所 所長 弁理士
福田 哲夫
インダストリアルデザイナー / 産業技術大学院大学 教授
藤崎 圭一郎
デザインジャーナリスト / 東京藝術大学 准教授
村上 存
工学研究者 / 東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻 教授

2012年度 東京ビジネスデザインアワード 審査方法

審査方法
テーマ・提案ともに実現性や、市場性などについて、多角的視点から評価・選定します。

テーマ審査
企業からのテーマ内容を書類審査
提案一次審査
デザイナーからの提案を企画書で書類審査
提案二次審査
テーマ選定企業とともに、
一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
提案最終審査
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション
「最優秀賞」「優秀賞」を評価選定

2012年度 東京ビジネスデザインアワード スケジュール

スケジュール

2012年5月1日(火)
概要発表・テーマ募集開始
企業からテーマを募集
5月25日(金)
10:00 〜 11:30
企業向け テーマ応募説明会
公益財団法人東京都中小企業振興公社にて (東京都千代田区神田佐久間町1-9 東京都産業労働局秋葉原庁舎 第1会議室)
6月29日(金)
テーマ募集締切
締切日までに必着
7月6日(金)
テーマ審査
企業からのテーマ内容を書類審査
8月1日(水)
テーマ発表・提案募集開始
ウェブサイト等にて発表
9月1日(土)
14:00 〜 17:00
デザイナー向け 提案応募説明会
東京ミッドタウン・デザインハブ内
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F)
9月下旬
テーマ企業への工場見学
10月19日(金)
提案募集締切
締切日までに必着
10月29日(月)
提案一次審査
デザイナーからの提案を企画書で書類審査
11月12日(月)
提案二次審査
テーマ選定企業とともに、一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
11月中旬〜12月上旬
企業とデザイナーのマッチング
12月20日(木)
テーマ賞発表
ウェブサイト等にて発表
2013年1月29日(火)
提案最終審査・結果発表
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション、審査、結果発表・表彰式
東京ミッドタウン•カンファレンスRoom7にて
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F)

2012年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ一覧

デザイナーとの協働を目指す東京都内中小企業からの公募により、
2012年度は15の「テーマ」が選出されました。

[ 素 材 ]

1 小さくても超強力な磁力を発生する "レアアース永久磁石" 株式会社東和製作所
2 屋外使用で鍛えられた、高耐久性 "貼紙防止用シート 株式会社ニッソク
3 軽量で、洗濯も可能な "光る布(電子繊維製品)" 株式会社サンクロス
4 塗って、はがせて、色も自由自在 "水系はくり塗料" 太洋塗料株式会社

[ 加 工 技 術 な ど ]

5 ペルチェ素子(熱電素子)の能力を最大限引き出した、小型化可能な "温度調節技術" キーナスデザイン株式会社
6 必要な成分を抽出できる、高効率 "溶媒抽出装置" 株式会社ユニフローズ
7 異素材パイプを高精度で鋳込(いこ)む "砂型アルミ鋳造技術" 株式会社栄鋳造所
8 精密で多彩な設計・加工が可能な "薄板板金加工技術" 株式会社浜野製作所
9 見えない技術を見える化する "デザインプリント基板" 有限会社ケイ・ピー・ディ
10 挿入しやすく、抜けにくく、はずしやすい "留め具" 有限会社岸本工業
11 東京の伝統的工芸品「江戸硝子」の "乳白あぶりだし技法" 廣田硝子株式会社

[ 印 刷 技 術 ]

12 丈夫で、立体加工もできる写真 "プラスチック印画紙写真" 株式会社クロスワン
13 オンデマンド対応で0.1mm罫も削れる "レーザーマーキングシール加工" 株式会社タック印刷
14 全自動の糸付け機は一見の価値あり "値札(タグ)印刷技術" 株式会社日本ラベル
15 55年の歴史で培われた確かな技術 "紙袋、紙加工技術" 金森製袋紙工株式会社

2012年度 東京ビジネスデザインアワード 受賞発表

テーマ:
55年の歴史で培われた確かな
技術"紙袋、紙加工技術"

【テーマ賞】

利便性だけでなく新たな用途を
生み出す、“折り畳める”紙袋

福井直士(株式会社p.b.V)

なお、提案審査の結果、以下はテーマ賞該当なしとなりました。
1. ペルチェ素子の能力を最大限引き出した、小型化可能な "温度調節技術" キーナスデザイン株式会社
7. 異素材パイプを高精度で鋳込(いこ)む "砂型アルミ鋳造技術" 株式会社栄鋳造所
9. 見えない技術を見える化する "デザインプリント基板" 有限会社ケイ・ピー・ディー
13. オンデマンド対応で0.1mm罫も削れる "レーザーマーキングシール加工" 株式会社タック印刷