2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

2017年度 東京ビジネスデザインアワード

2017年度 東京ビジネスデザインアワード 審査委員長挨拶

ビジネスは、地図を描く力と信頼を築く力によって実現します。つまりモノのデザインだけでなくビジネス像をデザインすることが大切なのです。ビジネスの開発には二つの場面があります。一つは市場で商品やサービスを販売する商業活動。もう一つは、販売展開の大陸へ辿り着くまでの活動。技術とデザインが商品開発という大海原で共に船を漕ぎ、荒波を乗り越え渡る期間も重要なビジネスです。安全に制覇するには海の地図と陸の地図、二つのロードマップが必要となります。

東京ビジネスデザインアワードでは、デザイン行為はデザイナーだけでなく企業も行うことだと伝えています。この場合のデザインとは、海の地図と陸の地図を描くデザインです。商品開発とは、ものづくりとビジネスづくりを同時に行うことを指しています。開発プロセスの構想は、応募するデザイナーが主導して行うもよし。デザイナーとビジネスディレクターが組んで応募すれば二枚岩で更によし。企業が自分事として、できることから進む道を設計提案すれば、チームに強い信頼が生まれるでしょう。提案をもらうだけとして参加するのではなく、チーム全員が前に進むアクションを起こす。商品開発は、協業の相乗効果なしでは達成できないのです。

過去に成功しているプロジェクトは、開発プロセスに活気と笑顔があります。商業的成功は、開発時に厚い信頼を築き、モノとビジネスを両輪で考える事ができるチームに巡り来る恩恵と考えています。プロセスに醍醐味を抱いて参加してください。 2017年度 東京ビジネスデザインアワード審査委員長
廣田尚子

2017年度 東京ビジネスデザインアワード 審査委員会

審査委員長 廣田 尚子
プロダクトデザイナー
有限会社ヒロタデザインスタジオ 代表
金谷 勉
クリエイティブディレクター
有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役
川田 誠一
工学博士
産業技術大学院大学 学長
澤田 且成
ブランディングディレクター
アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO
服部 滋樹
デザイナー・クリエイティブディレクター
デコラティブモードナンバースリー 代表取締役
日高 一樹
デザイン・知的財産権戦略コンサルタント
日高国際特許事務所 所長 弁理士

2017年度 東京ビジネスデザインアワード 審査方法

審査方法
テーマ・提案ともに実現性や、市場性などについて、多角的視点から評価・選定します。

テーマ審査
企業からのテーマ内容を書類審査
提案一次審査
デザイナーからの提案を企画書で書類審査
提案二次審査
テーマ選定企業とともに、
一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
提案最終審査
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション
「最優秀賞」「優秀賞」を評価選定

2017年度 東京ビジネスデザインアワード スケジュール

スケジュール

2017年 4月20日(木)
概要発表・テーマ募集開始
企業からテーマを募集
6月1日(木)
14:00~16:00
企業向け テーマ応募説明会
インターナショナル・デザイン・リエゾンセンターにて
(東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー5F 東京ミッドタウン・デザインハブ内)
6月28日(水)
テーマ募集締切
締切日までに必着
7月中旬
テーマ審査
企業からのテーマ内容を書類審査
8月16日(水)
テーマ発表・提案募集開始
9月4日(月)
17:00〜19:00
デザイナー向け 提案応募説明会
9月中
工場見学
10月25日(水)
提案募集締切
締切日までに必着
11月中旬
提案一次審査
デザイナーからの提案を企画書で書類審査
11月下旬
提案二次審査
テーマ選定企業とともに、一次審査を通過した提案から「テーマ賞」を評価選定
12月14日
テーマ賞発表
ウェブサイト等にて発表
2018年2月7日
提案最終審査・結果発表
「テーマ賞」受賞デザイナーによる公開プレゼンテーション、審査、結果発表・表彰式
東京ミッドタウン•カンファレンスRoom7にて
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー4F)

2017年度 東京ビジネスデザインアワード テーマ一覧

2017年度 東京ビジネスデザインアワード 受賞発表

2017年度 東京ビジネスデザインアワード 提案最終審査 総評

今年も非常に素晴らしい技術とテーマで、マッチングから約1か月半という短い期間でありながら、各社ビジネス提案がしっかりと組み込まれたプレゼンテーションとなっており、どの提案内容も実現の可能性を感じました。そのため、大変レベルの高い審査となり、8つのテーマから最優秀賞、優秀賞を選ぶのは審査員一同、大変苦労しました。

本アワードを「ビジネスデザインアワード」という名称で行なっている背景としては、デザイン、商品開発があるべき姿として、「良い技術」「良いモノ」、そして「良いビジネス」その3つの要素が三つ巴であることが大切で、それらがあって企業が初めて成長すると考えているからです。今回、最優秀賞、優秀賞を受賞した3社の提案は、その三つ巴が完璧に揃っており、それゆえに、大変熾烈な戦いとなりました。

審査員全員が、今回のアワードを通じて、東京都の企業の底力、そして発信力の高さを今回の提案を見て感じました。いずれの内容も独自性が高く、今までに世の中になかった新しいものだと言えます。それをポジティブに捉えて、ぜひこれから企業とクリエイターでその想いを分かち合って、実現に向けて歩みを進めて欲しいと思います。 審査委員長 廣田 尚子