2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

聖書の製本により培った
「三方金・三方銀付加工」

三方金加工とは書籍の天・地・小口(断裁面全て)に金付をする加工技術で、元々は17世紀ヨーロッパにて、書籍(特に聖書)の長期保存の妨げとなる虫害や汚れを防ぐ目的で考案された世界的に長い伝統のある加工技術である。この加工によって、書籍や紙製品などの差別化、ホコリや紙の変色・収縮を防ぎ、製品の長期保存が可能となる。

純金、メタリック金、銀、さらには色箔やホログラム箔など用途によって使用する箔を選ぶことができ、世界でも独自の製品・サービスを市場に提供可能。新事業により次世代へつながる高付加価値製品の創出と、それによる技能の承継を目指している。

株式会社星共社(文京区) http://www.seikyosha.co.jp

三方金・三方銀、薄紙製本、特殊製本といった高度な技術を必要とする製本技術を誇り、永年国内の聖書の大半を制作し続けてきた。伝統的な手法により三方金手作業加工を国内で唯一できる会社。機械による大部数の製造にも対応。

異素材への展開、本だけでなく生活の中に活きる紙製品への応用など、時流に沿った提案や伝統的なものの見直しなどを期待。商品開発ではなく、技術のブランディングという視点からの提案を期待する。