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有限要素解析(FEA)を用いたコンサルティングサービス

合同会社YSコーポレーション

アピールポイント

● コンピュータシミュレーションである有限要素解析(FEA)は実機の挙動を再現可能。
● 通常、実機を再現することが困難なFEAを正しく使用できる技術を持つ。
● 40年の知見を基に実機を再現した解析の実施や、お客様の解析のコンサルティングが可能。

テーマ概要

FEAは50年を超える技術で新技術というよりはむしろ成熟した技術です。近年ではコンピュータとソフトウェアの発達によって多くのエンジニアが実施しています。また、この解析の使命は物理現象を正しく表現(再現)することで、うまく使えば見えない状況も見えるようにすることができます。よって、近年では試作や試験の大体として製品の設計や開発にも多く使用されるようになってきました。しかしながら、正しく使用して妥当な結果を導くことはとても難しく、ほとんどのエンジニアにはできないというのが現実です。弊社の代表は、多くの実績と長い経験によって正しいFEAを行うことができる数少ない解析者の一人です。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

弊社で使用しているFEAソフトは世界で最も信頼性の高いと言われているAbaqusです。Abaqusの開発会社に勤務していたこともあり、FEAの実施については高い評価を得ています。また、解析によるねじの研究などを行っており、約20件の発表を行っています。(うち国際会議が約15件)
ある解析ソフトの国際ユーザー会議ではセッションのベストペーパーに選ばれたこともあります。工学博士であり、技術士(機械、総合技術監理)、ASME(米国機械学会)のフェローでもあります。

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

プラントや機械部品などのトラブルシューティングについてFEAを使った多数の実績があり、この業務の中で実機の挙動と解析を正しく合致させる技術を習得しました。一方でFEAソフトに関する深い知見も有しています。実機か解析ソフトのどちらか一方の知見を有する会社やエンジニアは多くいますが、両方を兼ね備えている会社やエンジニアは極めて少なく、この点が他社との違いであり、弊社の強みと言えます。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

FEAを使用している会社(これが客先となる会社の候補です)が解析結果が合わないので、あまり信用していないという現状があります。また、その原因がどこにあるかをエンジニア自身だけでなく、上司も認識できていないことが多くあります。さらに、これらの会社には技術を教育できる人材も少ない。これが工業界全体として解決すべき問題であると考えています。弊社はこれらの問題に対してその解決に少しでも貢献したいと考えています。

Q.提案に期待していることは?

FEAという技術は、正しく使えば正しく答を得ることができますが、使い方を少しでも間違えると誤った答が出てくるという事実があります。この事実を広く理解していただき、FEAという技術をできるだけ多くの人が正しく使用できるようになることが大切かつ重要なことだと思います。そのための資料や方策などを策定し広めていくことを支援していただければと考えています。

Q.デザイナーとの協業に期待していることは?

弊社にはFEAに関する知恵と知見はありますが、広報や営業に関する能力とマンパワーが不足しています。デザイナーの方々には弊社に足りない能力がおありだと考えますので、お互いに補完することでわかりやすい資料を作成したり、有効な営業・広報ができればと考えています。また、そのための戦略を含めたビジネスそのもののデザインができることを期待しています。

合同会社YSコーポレーション(武蔵野市)

大手エンジニアリング会社など5社を経て、2014年に会社を設立。この間、40年近い期間をFEAに従事してきました。そこで培った技術をもってお客様にFEAの受託解析やコンサルティング・社員教育などのサービスを展開しています。また、FEAのためには「荷重」が必要ですが不明なことが多いため、この荷重を計測できるソフトウェアTrue-Load の国内販売も行っています。さらに、近年は緩まないナットの開発も行っています。

https://ys-corp.biz

社風

夫婦2名で経営している小さな会社ですが、高い技術志向を持っています。「リアル下町ロケット」がモットーで、三菱重工業を含む大手企業が主な顧客であり、下請けではなく技術的な指導的立場でお付き合いをしています。

自社製品・技術を通して、または企業として、社会で果たすべき使命(ミッション)や提供する価値など

FEAは優れた技術ですので、正しく使えば非常に強力なツールです。弊社はできるだけ多くの企業が正しい解析を実施できるように広めていき、日本全体で技術力の底上げを行っていきたいと思っています。

今後の夢や目標、将来構想など

正しい解析を行う技術の普及を通して、日本の技術を向上させ、諸外国に負けない技術立国ニッポンの再興に貢献できればと考えています。

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