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文化財レプリカ製作で培った「模型製作技術」

株式会社トリアド工房

アピールポイント

● 文化財などの対象物を精巧に複製できる。
● 約50年にわたり培われた、高い技術水準やノウハウをもつ。
● 高度なアナログ技術と最新機器を使用したデジタル技術を備え、厳しい条件下でも複製が可能。

テーマ概要

文化財のレプリカ製作においては、既に存在しているものや文化財をいかに本物と同等に製作するか、また模型造形やジオラマの製作においては過去・現在存在していた世界を「特定のスケールで」いかに忠実に再現するか、ということに注力してきた。触れられるものは型を取り、触れられない重要文化財などは3Dスキャンを行い、どちらも難しい場合は、原型師が目視で確認し再現するなど、対象物に合わせた対応が可能。大量生産できる設備や体制は整っていないが、1点ものの製作においては長年の経験と技術がある。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

・「模擬中腔性臓器の製造方法」特許取得 昭59-117645
中腔性臓器の外形、内形をシリコーンゴムで型取りすることにより、実物の臓器と色彩、大きさ、形状(内部構造)、
硬さ等において同等である精密な模擬臓器を製造することができる。(型取り技術)

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

細部まで作り込まれた、本物とほとんど変わらない1点もののレプリカ製作において、長年の経験と高い技術を持つ。対象物の状況などに応じて高い再現性を持って複製する様々な手法を確立している。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

現在の業務は、官公庁や展示業者をクライアントとした、今後も続いていく市場ではある。しかし、3D技術を持った新規参入業者の可能性を踏まえ、今後は新たに一般消費者や企業を対象とした新事業の柱を確立したい。地域文化の保存や発展に寄与するという使命を果たしつつ、新たな市場や顧客に対して、日々の暮らしに寄り添い、心を豊かにするような商品開発事業を展開することが目標。

Q.提案に期待していることは?

文化財のカテゴリーにこだわらず、今まで培ってきた模型製作技術を駆使し、一般消費者や企業に対してサービスや製品を提供したい。BtoBでは、企業のPRツール、販促ツールの商品開発が考えられる。BtoCでは、生活を便利にしたり豊かにする趣味や教育ツールなど、新しいビジネスデザインを期待したい。
また、クリエイターとものづくりを共にすることで、従業員の意欲を掻き立て、相乗効果を生む二次的効果も期待している。

審査委員よりコメント

レプリカ製作で培った技術を用いた単価の高いフィギュアなどのプロダクトに関する提案だけでなく、多数保有している文化財のデータを駆使したビジネスモデルの提案も期待したい。

株式会社トリアド工房

1970年、創業者が「人と同じことはしたくない」という想いで始めた模型製作会社。博物館や資料館で展示される模型造形物や文化財レプリカ等を製作。全てが完全ハンドメイドでの一点物であり、近年では3Dデータ等のデジタル技術と、手作業のアナログ技術を融合した、他社では容易には習得し難い技術水準やノウハウを持つ。
従業員の平均年齢は約40歳。ここ数年の設備投資や3D等新技術の導入もあり、社員たちの挑戦意欲がより高まってきている。

テーマ企業プレゼンテーション

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