TOKYO DESIGN
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TOKYO DESIGN EXERCISE 2016

東京都が主催する、デザイナーを対象としたデザインコンサルティング講座「TOKYO DESIGN EXERCISE」は、中小企業と効果的にデザイン開発をおこなうために有用な知識の幅や視野を広げるための講座です。

いま、デザイナーには従来のデザイン作業のみでなく、様々な要件や人をつなぎ合わせるディレクション能力、企業の未来のビジョンを描き実現化に取り組むマネジメント能力が求められています。

この講座では、最前線で活躍されているプロデューサー、ディレクター、また他分野とデザインの架け橋となる方々にお話を伺い、デザイナーそしてデザインに関わる人々が、産業とデザインの良き「つなぎ手」となるためのヒント獲得を目指します。新たな価値をつくるためにデザインの力を発揮したいと考える、意欲ある方々の受講をお待ちしています。

■ スケジュール・講師

全ての申込み受付を終了いたしました。

【Planning】

  日 程 講 師 申込期限
第1回 3月9日(水)
16:30 - 18:00
日本の伝統産業を活かし、次世代につなげる
矢島 里佳 クリエイティブ・ディレクター/株式会社和える 代表取締役
2月24日(水)
定員に達したため、
受付を終了しました
第3回 3月14日(月)
19:00 - 20:30
プロジェクトの成功をデザインする
吉泉 聡 デザイナー・クリエイティブディレクター/TAKT PROJECT Inc. 代表取締役
2月29日(月)
定員に達したため、
受付を終了しました

【Realize】

  日 程 講 師 申込期限
第4回 3月15日(火)
19:00 - 20:30
ものづくりのつくり方
永田 宙郷 プランニングディレクター/株式会社イクス 代表取締役
3月1日(火)
定員に達したため、
受付を終了しました
第5回 3月16日(水)
19:00 - 20:30
ものがもの言うブランディング
倉本 仁 プロダクトデザイナー/株式会社ジンクラモトスタジオ 代表取締役
3月2日(水)
定員に達したため、
受付を終了しました

【Direction】

  日 程 講 師 申込期限
第6回 3月17日(木)
19:00 - 20:30
デザインで感じ良い暮らしから、感じ良い社会へ
無印良品のデザイン手法

矢野 直子
株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室長
3月3日(木)
定員に達したため、
受付を終了しました
第7回 3月22日(火)
19:00 - 20:30
デザイナーの役割を考える
小関 隆一 デザイナー/リュウコゼキデザインスタジオ 代表
3月8日(火)
定員に達したため、
受付を終了しました

【Management】

  日 程 講 師 申込期限
第2回 3月9日(水)
19:00 - 20:30
事業をデザインする
ナカムラ ケンタ 実業家、編集者/株式会社シゴトヒト 代表取締役
2月24日(水)
定員に達したため、
受付を終了しました
第8回 3月23日(水)
19:00 - 20:30
ネット時代における知的財産権と契約の基礎知識
水野 祐 弁護士/シティライツ法律事務所 代表、Arts and Law 代表理事
3月9日(水)
定員に達したため、
受付を終了しました

受講対象:
・独立している、またはこれから独立しようと考えているデザイナー
・プランナー、プロデューサーなどで中小企業とのデザイン協働に関心のある方
・企画力、プロデュース力等のデザイン業務を超えたスキルアップを考えるインハウスデザイナー

受講料:全8コマ24,000円(1コマずつの受講も可/その場合1コマにつき3,000円)
※ 申込書受理後、請求書を発行します。請求書に記載の期限までに、指定口座へお振込ください。
定 員:各コマ30名
会 場:インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(アクセス
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F デザインハブ内)
主 催:東京都

企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会

申込方法:
下記から申込書をダウンロードし、必要事項記入の上、メールかFAXでお申込ください。
申込書(PDF)
※ 各講座の申込締切は原則として受講日の2週間前、あるいは定員に達した場合となります。

お申し込み・お問い合わせ先:
公益財団法人 日本デザイン振興会内「TOKYO DESIGN EXSERCISE」事務局宛
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
Tel:03-6743-3777 Fax:03-6743-3775
Email:tokyo-design@jidp.or.jp

■ 講義内容と講師プロフィール

【 Planning 】

3月9日(水)16:30 - 18:00
矢島 里佳(クリエイティブ・ディレクター/株式会社和える 代表取締役)
日本の伝統産業を活かし、次世代につなげる

技術を単に活用するだけではなく、職人の方々を継続的に支え、そして後継者を育成していくことの大切さを、ものづくりを通して次世代につないでいくためにデザイナーは何ができるのか。どういった視点をもってコミュニケーションをとっていけばよいのか。「和える」のさまざまなプロジェクトを事例として、日本の伝統産業を次世代につなげていくことについてお話します。

プロフィール:職人の技術と伝統の魅力に惹かれ、19歳の頃から日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年時である2011年3月、株式会社和えるを設立、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2012年3月、幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出すべく、子どもたちのための日用品を、日本全国の職人と共につくる"0から6歳の伝統ブランドaeru" を立ち上げる。また、全国の職人とのつながりを活かした事業、講演会やセミナー講師、執筆など幅広く活躍。2013年、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。同年、世界経済フォーラム(ダボス会議)「World Economic Forum - Global Shapers Community」メンバーに選出される。2014年、書籍『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』を出版。2015年、第4回 日本政策投資銀行(DBJ)「女性新ビジネスプランコンペティション女性起業大賞」受賞。
https://a-eru.co.jp/

3月14日(月)19:00 - 20:30
吉泉 聡(デザイナー、クリエイティブディレクター/TAKT PROJECT Inc. 代表取締役)
プロジェクトの成功をデザインする

発注者としてのクライアント、受注者としてのデザイナーという関係を越え、同じプロジェクトを実現するチームとなれているかどうか?そんなビジョンの共有度が、プロジェクトの成功を大きく左右すると考えています。言い換えると、デザイナー自身がどんなビジョンをもって活動しているのか?が大きく問われていると思います。単にクライアントの課題を解決し形にする役割を越え、真にプロジェクトを社会に提案し・着地させるためのデザインについて、皆さんと考えたいと思います。

プロフィール:デザインオフィスnendo、ヤマハ株式会社デザイン研究所を経て、2013年TAKT PROJECT Inc.を共同設立。2015年より愛知県立芸術大学、女子美術大学非常勤講師。DESIGN THINK+DO TANKを掲げ、デザインを通して「別の可能性を作る」さまざまなプロジェクトを展開している。TAKT PROJECTの主な仕事「FES Watch」「3-PRING PRODUCT」「Dye It Yourself」等。
http://taktproject.com

【 Realize 】

3月15日(火)19:00 - 20:30
永田 宙郷(プランニングディレクター/株式会社イクス 代表取締役)
ものづくりのつくり方

デザインを通じ社会に貢献できることはなんでしょうか?企業がデザイナーに求めていることはなんでしょうか?これから、『デザイン』という言葉はどのような意味と役割を担っていくのでしょうか?関わってきた地域や企業のものづくりの事例を元に、デザイナーとクライアントとの理想の関係を考えます。

プロフィール:「“ものづくり”をつくる」をコンセプトに「考える・つくる・繋げる」の3つの事業領域をまたぎながら、企業活動や地域産業の企画・プロデュース・ディレクション・コンサルティングなどを行う。2011年より「作り手と使い手と伝え手を繋げる」を掲げ、ててて協働組合をデザイナーやディストリビューターと共に立ち上げ、ててて見本市を開催。
http://exs-inc.com/

3月16日(水)19:00 - 20:30
倉本 仁(プロダクトデザイナー/株式会社ジンクラモトスタジオ 代表取締役)
ものがもの言うブランディング

デザイナーが仕事を始めようとする時、ただ声がかかるのを待っているだけでは始まりません。産地の人とのやりとり、海外でのネットワークづくりなど、どのようにして人とつながっていくのか。何が効果的なのか。インハウス・フリーランス、そして分野にとらわれない経験を通して得られたノウハウ、独自の視点についてお話します。

プロフィール:1976年兵庫県生まれ。家電メーカー勤務を経て、2008年JIN KURAMOTO STUDIOを設立。物事の本質を明快な造形表現で伝えるアプローチで家電や家具、自動車、日用品等の様々な製品デザイン開発に携わり、国内外のクライアントにデザインを提供している。IF Design賞、グッドデザイン賞など、受賞多数。
http://www.jinkuramoto.com/

【 Direction 】

3月17日(木)19:00 - 20:30
矢野 直子(株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室長)
デザインで感じ良い暮らしから、感じ良い社会へ 無印良品のデザイン手法

無印良品の成り立ちからこれまでのデザインの歩みと手法を通し、今の私たちの日常の暮らしに寄り添うものづくりと「足るを知る」ことの豊かさをお話しします。

プロフィール:多摩美術大学プロダクトデザイン科卒業後、1993年株式会社良品計画入社。2013年より生活雑貨部 企画デザイン室長、2015年イデー株式会社 取締役兼務デザインディレクター。多摩美術大学 統合デザイン学科 非常勤講師。
http://www.muji.net/

3月22日(火)19:00 - 20:30
小関 隆一(デザイナー/リュウコゼキデザインスタジオ 代表)
デザイナーの役割を考える

プロジェクトの本質を具現化しユーザーへと繋げる一連の流れを一貫してディレクションを行うことに、デザイナー自らが積極的に関わり一つの価値を築き上げることは、大きな意義と可能性や価値があると考えます。クライアントワークを進める中で普遍的に求められるデザインの役割と、現在進行形で変化しているとされるデザイナーの役割についての私見を話します。

プロフィール:1998年多摩美術大学インテリアデザイン専修卒業後、IDKデザイン研究所に勤務し喜多俊之氏に師事。 2011年RKDS設立。製品開発からブランド展開に至るまでのデザイン/アートディレクション/クリエイティブディレクションを行い、プロジェクトの本質的な魅力をシンプルに引き出し可能性を築く活動に取り組む。グッドデザイン賞ベスト100および特別賞、iF Designn Award、東京ビジネスデザインアワード最優秀賞/優秀賞/テーマ賞など受賞。
http://www.ryukozeki.com

【 Management 】

3月9日(水)19:00 - 20:30
ナカムラ ケンタ(実業家、編集者/株式会社シゴトヒト 代表取締役)
事業をデザインする

今日、デザインに限らず、ファイナンスやエンジニアリングなど、プロジェクト全体を横断的に見ることのできるデザイナーが求められてきているように思います。そんなデザイナーになるためには、自ら事業をはじめることが一番の近道だと思います。当日は、実際に事業を1つ考えて頂き、事業をデザインする時間にします。

プロフィール:1979年東京生まれ。明治大学大学院建築学専攻卒業後、株式会社ザイマックスを経て、生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」を企画運営。「シブヤ大学しごと課」や「シゴトヒト文庫」、「みちのく仕事」などのディレクターを務め、東京の真ん中に小さなまちをつくるプロジェクト「リトルトーキョー」や「しごとバー」の企画・デザインを監修。著書「シゴトとヒトの間を考える(シゴトヒト文庫)」。
http://shigoto100.com/

3月23日(水)19:00 - 20:30
水野 祐(弁護士/シティライツ法律事務所 代表、Arts and Law 代表理事)
ネット時代における知的財産権と契約の基礎知識

デザイナーが中小企業と効果的にデザイン開発を行うには、デザイナー側にも知的財産権と契約の基礎知識が不可欠です。中小企業側が知的財産権や契約について適切な知識を有していない場合には、時にデザイナーが適切にアドバイスをしてあげる必要があります。反対に、中小企業側が知的財産権や契約について適切な知識を有している場合には、不平等な知的財産権の配分や契約内容になってしまう恐れもあります。本講座では、デザイナーの視点から、ネット時代において最低限必要な知的財産権と契約の基礎知識について、わかりやすく解説します。

プロフィール:Creative Commons Japan理事。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。その他、FabLab Japan Networkなどにも所属。著作に『デザイナーのための渡世術』(共著)、『オープンデザイン参加と共創からはじまるつくりかたの未来』(共同翻訳・執筆)、連載に『法のデザイン インターネット社会における契約、アーキテクチャの設計と協働』(Business Law Journal)などがある。 Twitter : @TasukuMizuno
http://citylights-lawoffice.tumblr.com

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