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貼箱製造で培った技術及び加工設備

株式会社泰清紙器製作所

アピールポイント

● 設計からサンプル製作、量産まで、社内で一貫生産が可能。
● 箱作りにおける幅広い知識と設備を保有している。
● SDGs達成に向けた取り組みを積極的に行っている。

テーマ概要

貼箱の試作に必要な、プロッターやUVインクジェット、デジタル印刷機、レーザー加工機などが社内にあり、迅速な試作対応が可能。量産(大・中・小ロット)に対応できる幅広い設備も保有しており、試作から量産まで一貫生産が可能です。現在はOEMのBtoBビジネスがほとんどで、売り上げは顧客に依存されており、最近の原材料の高騰などで利益を圧迫している状況です。OEMのBtoBビジネスは現状を維持しつつ、今後は箱に拘らない自社製品や新たな市場開拓、BtoCビジネスにも注力していきたいと考えています。原材料である紙は製紙メーカーからの購入になりますが、撥水性や防滑紙など、様々な特殊な紙を選択することも可能です。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

・商願2021-163245:「Reエネ100BOX」出願中
・商願2021-163246:「Reエネ100紙器」出願中
・2022年4月にFSC®森林認証(CoC認証)を取得いたしました。

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

幅広い設備の保有と、50年を超える紙器づくりの経験で、試作から量産まで、自社で一貫生産が可能。特に試作に関しては、「制作チーム」を設置しており、企画・デザインから試作製作まで社内で行うことができるのが当社の強みです。再生エネルギー100%電力の導入やFSC認証の取得など、SDGs達成に向けた取り組みも積極的に実施しております。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

現在抱えている課題は、安定した受注が少ないのと、保有の技術や設備を活かした商品企画や販路開拓、プロモーションなどのアイディア不足です。現在のOEMビジネスは現状を維持しつつ、新たな自社商品開発や販路開拓、ビジネスモデル構築を目指していきたいと考えています。

Q.提案に期待していることは?

弊社の弱点である、商品企画やデザイン、販売方法、プロモーションなどを補える斬新なご提案を期待しております。
・現在のリソースを活用した新たな商品戦略
・他社が手掛けていない、新たな市場開拓や販路開拓、用途提案、ビジネスモデルの構築など
現在保有のリソースを活用しつつ、箱に拘らない新たなビジネスモデル構築を目指すことで、会社の活性化、売上増にも繋げていきたいと考えております。

Q.デザイナーとの協業に期待していることは?

固定観念に捉われない、自由な発想力と、新市場を生みだせる斬新な顧客発想力に期待しております。今までにない取り組みなので、社員がベクトルを合わせてゴールに向かうことで、社員皆のモチベーションが上がり、会社が活性化することを願っております。

審査委員よりコメント

貼箱製造の老舗紙器メーカー。個人向け小ロットから法人向け量産が可能。箱にこだわらず現在の設備環境の活用・技術の複合で新たな市場を開拓できる商品企画、販売方法などの提案に期待したい。

株式会社泰清紙器製作所(練馬区)

弊社は1965年に創業した老舗の紙器製作メーカーです。和洋菓子や革小物など、高級感を求められる貼箱を中心に、印刷紙器、各種紙加工品の設計、製造、販売を行っております。顧客要求に基づいたデザイン企画から試作、小ロットから大量生産まで柔軟に対応しております。
最近ではSDGs達成に向けた取り組みを積極的に行っております。

http://taiseishiki.co.jp/

社風

社名の泰清紙器の由来でもある「優しく清らかに、川の流れの様に」穏やかに時代の変化を捉え、お客様やステークホルダーのお役に立てるよう、協力会社様とともに成長していきたいと考えています。正社員の平均年齢は38.7歳ですが、社員の活性化も考慮し、新入社員の継続採用を2年連続で実施しております(今年度1名採用、来年度2名内定。いずれも女性)。女性スタッフも多く活躍しております。

自社製品・技術を通して、または企業として、社会で果たすべき使命(ミッション)や提供する価値など

従来OEM受注型のBtoBビジネスだけでしたが、2022年4月に初めて自社ブランドをテスト的にリリース。貼箱・紙加工製作に関しても、環境に配慮して、地域貢献やCSR活動にも力を入れております。

今後の夢や目標、将来構想など

顧客依存のOEMビジネスは現状を維持しながら、今後は、BtoC(BtoBtoC)含めた自社ブランド製品に注力し、新しいビジネス展開を構築していきたいと考えております。

テーマ企業プレゼンテーション

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