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大小多彩に加工できる高度な
「メタル加工技術」

株式会社葵製作所

アピールポイント

● 手のひらサイズの小さなモノから、乗用車程の大きな構造物まで多様に加工。
● 「切る、貼る、曲げる、丸める、穴を開ける」等の高度な技術で、多種多様な金属に加工。
● 金属の良さに原点回帰した、SDGs時代に合わせたメリットによるライフイノベーション。

テーマ概要

50年前の創業当時から、工作機械が一般に普及されていない中でも、高い溶接技術を元に大型の構造物の製作を続け、時代の流れと共に機械化されていく中でも、手作業による溶接作業を重視してきた。その数値化されない感覚を丁寧に次世代へと継承し、現在では機械化と手作業両方の利点を活かして、板金工作の自由度を存分に発揮することで広範囲の要望に応え続けている。更なる時代要請に柔軟に対応し、産業構造の変化や人々の価値観の変化などに着目。金属の優位性を知るからこそ出来ることとして、ライフイノベーションを起こすほどの大胆な発想で、金属加工品を生活空間に提案していきたい。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

登録商標:オンラインセミオーダーシステム「架台フレーム.com」

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

精密板金加工だけでなく大型筐体溶接加工もできるので、板金加工を広範囲に総合的に行うことが可能。特に創業以来、手作業である溶接技術を大切に承継しているため、その技術には定評がある。また、機械化の流れを柔軟に取り入れ、最新設備とアナログ設備の両方の利点を活かした加工が可能。オンライン単独展示会の開催、オンラインセミオーダーシステム「架台フレーム.com」、オンラインミーティングシステム「Aoi Online」の開設なども積極的に実施している。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

「Aoi Products*LIFE INNOVATION」をコンセプトに身の回りにおける様々なものを機能的価値ではなく、「金属の良さ」から人それぞれに多様な価値を見出して、意味付けしていけたらよいと思っている。しかしながら、そうしたコンセプトを製品やパッケージングなどを通して伝えていくことへの課題を感じている。

Q.提案に期待していることは?

簡単な言葉で言えば、「切る、貼る、曲げる、丸める、穴を開ける」などを駆使し、様々な物の加工が可能。素材の中でも、ステンレスはレーザー加工、溶接技術、カラフルな電着塗装仕上げでメタルの美しさを引き出すこととの相性が大変良い。金属素材では今までになかったものを加工し、新市場を生みだせる顧客発想を期待したい。

Q.デザイナーとの協業に期待していることは?

市場にオリジナルプロダクトを出す経験がないため、マーケットに対する向き合い方が根本的に未熟。加工法が先に立ってしまうことによる製品設計、デザインの稚拙さがあると考えている。私達の持ち合わせていない表現、着想、発想、方法論などが加わることで、私達の技術からどんなプロダクトが新たに創出できるものかと期待する。そして、そのプロダクトがライフイノベーションを引き起こすほどのモノ、コトであって欲しい。

審査委員よりコメント

メタル加工技術と小ロット多品種の生産に強み。高さ2000mm、幅1200mm程度の大きさまで対応が可能とのことなので、あえて中〜大型の製品や、サービスと絡めた提案も面白い。自社での製品開発にも意欲的な、勢いのある会社である。

株式会社葵製作所(八王子市)

ステンレス、鉄、アルミ、銅などの金属を加工する総合板金加工企業。創業50年の実績と確かな技術力を着実に受け継ぎ、手のひらサイズの精密板金加工だけでなく、大型筐体溶接加工全般まで幅広く対応。2018年に経営理念「想いを共につくり、絆を育む」を制定し、顧客の想いを形にし、信頼関係、絆を育むだけでなく、その技術を後世に伝え、残し続けることで組織の一体感を大切に事業承継を行っている。社員の平均年齢は35歳で、若い世代が多く、ベテランが持つ技術を若手に承継する他、若手社員の発案で業界内でいち早くDXに挑戦するなど、風通しの良い社風。社会の一員として当社が必要とされ続けるためにも、一歩を踏み出していける企業であることを目指している。

https://www.aoi-ss.co.jp

テーマ企業プレゼンテーション

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