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繰り返し使え、耐久性に優れた「ダンプラシート」

第一合成株式会社

アピールポイント

● 軽くて丈夫。かつ樹脂製品なので水に強く、耐久性も高い素材。
● ほこりの付着や静電気破壊を防ぐ、導電性機能を備えさせることも可能。
● 顧客の細かな要望に応えてきた、数々の実績とノウハウがある。

テーマ概要

ダンプラシートは段ボールに比べて水に強く、ベニヤ板に比べて軽い。そのため、箱としてだけでなく板材としても使用できる。樹脂製品のためカッターなどで切断可能で、加工も容易。カラーバリエーション、厚みも3mm~5mmと種類も豊富。
また、カーボンを練りこみ、シート全体に通電性能を持たせた導電性のダンプラシートもある。電気を通すことで接地面や空気中に静電気を逃がし、シートへの帯電を防ぐ。それにより、チリやほこりの付着を防ぎ、精密機器を扱う際の放電による静電気破壊を防ぐことができる。(※導電ダンプラのカラーは黒のみ)自社設備として、熱曲げが可能な熱曲げ機や、自在にカットできるサンプルカッター、箱を作る加工機器がある。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

・2012年4月 展示具(日本大学とのコラボ製品)
・2018年1月 TAMAーGNT企業に認定
・2018年1月 実用新案登録  植付装置【柾樹】
・【襷】商標登録(2013.6台湾・2014.6韓国・2014.11中国)
・【真弧】竹製の型取り実測道具。国内外より評価の高い製品。TV番組「和風総本家」で紹介される。

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

弱電・重電・通信・インフラ・自動車・半導体業界など多様な業界の様々な課題に対してお客様視点で親身に寄り添い、解決してきた実績がある。幅広く蓄積してきたノウハウや経験により、文化財部門や森林部門といった専門性の高い部門を設置するに至り、多角的で柔軟な対応が可能。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

お客様の守るべき製品の不安に応え、物流、生産現場への貢献、エコな製品作りに貢献するのはもちろんのこと、さらに一般社会に向けた新しい価値や技術、サービスを提案するなどチャレンジしていきたい。その挑戦を通して、優れた製品を作る「ものづくり」だけではなく、コンセプトやストーリー、ユーザー体験など機能以外の付加価値を創出する「コトづくり」企業へ発展して行くことが目標。

Q.提案に期待していることは?

特に導電ダンプラシートの現状は、精密機器を製造する工場などの顧客が大半となっており、一般家庭に対して販売されることはほとんどない。しかし、冬場に発生する静電気防止はもちろんのこと、PC等の精密機器を扱う際や、ほこりによる汚れ防止など、一般家庭にもニーズはあるはず。加えて、ダンプラシートも一般に販売されているものに比べて厚みがあり丈夫。加工が容易なため幅広い形状を製作することが出来る。広く社会一般に活用するデザインを期待したい。

審査委員よりコメント

様々な形に加工でき、リターナブルで使えるダンボールプラスチックの特性を利用した提案を期待する。協力会社のネットワークを豊富に持ち合わせているため、他の素材や金属と組み合わせての展開など、多様な可能性を有しており、新たなモノ・コトのビジネスモデル提案が望まれる。

第一合成株式会社

1975年、合成樹脂総合商社として設立。物流器機、静電気対策用の梱包材をはじめ、文化財保存・展示・普及関連製品、森林保全関連製品の企画、製造、販売を行う。お客様からいただいた様々な課題に応えていくうちに、専門性が蓄積され工業・文化財・森林の3部門が確立された。20代~30代の社員が活躍する活気ある職場。自由に発想し、誰もが開拓者であるという意識を持ちながら日々の業務に当たっている。

テーマ企業プレゼンテーション

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