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1ミクロンの精度で削り出す「金属切削加工技術」

有限会社園部製作所

アピールポイント

● 1ミクロンの精度で金属を削り出せる、高度な精密切削技術。
● 多種多様な金属(鋼・アルミ・ステンレス・真鍮等)を加工するノウハウがある。
● 「治具」を自社制作することで、高精度な製品の量産化に対応。

テーマ概要

NC旋盤、マシニングセンター、複合加工機等の設備を用いた、1ミクロン(1000分の1mm)の精度で可能な金属の精密切削加工技術。鋼、ステンレス、アルミ、真鍮等様々な金属を加工でき、アミューズメントパークの遊具や印刷機等、非常に高い精度が求められる部品へ使用されている。複雑な部品を大量に加工する際には、自社にて治具(位置を定めながら同時に加工のガイドをする補助工具)を設計して納期やコストにも対応。その技術力と親身な応対力で30年以上懇意にしている企業も少なくない。

特許・受賞歴・実績・クチコミ

・2019年 「江東ブランド」に認定。

Q.自社ならではの強み、他社との違いは?

長年の経験で培われた技術に加え、最新の機械設備も積極的に導入している。精密切削部品を数個~数百個つくる小ロット加工を得意とし、自ら治具製作することで、量産化にも対応。

Q.いま抱えている課題は?目指していることは?

創業以来の長年の加工技術には自信があるが、技術を生かすアイデアや販路がないのが悩み。
「人のチカラ」「機械のチカラ」「質のチカラ」でお客様に良い品物を納品するのはもちろん、今後は商品開発を通じて多くの人に当社の高い加工技術を知ってもらい、商品を手に取った人のライフスタイルを豊かにする手助けができたらと考えている。

Q.提案に期待していることは?

現在はBtoBが中心だが、BtoCで今までつながりのなかった一般の方たちに当社の技術やものづくりの魅力を伝えたい。精密切削加工に限定せず、広く金属加工を通して商品開発を目指している。
金属は耐久性に優れ、その材質により性質や見え方が様々で、各々の魅力がある。その魅力を生かした提案や、プラスチックや木材でできていた商品についても、金属で作ることにより新たな付加価値をつけられるのではと感じている。

審査委員よりコメント

NC旋盤、マシニングセンター、複合加工機など多種多様な設備を持ち、高い精度の切削加工技術も有している。これらの企業資産を生かすことのできる新たなプロダクトの提案を期待したい。

有限会社園部製作所

1966年創業の金属加工会社。様々な金属を1mmの1000分の1(1ミクロン)の精度で削りだす精密切削加工を強みとしている。
長年会社を支えてきてくれたベテランエンジニアに加え、ここ5年ほど若手を積極的に採用。ベテランと若手がバランスよく在籍し、お互いに切磋琢磨しながら技術向上に努めている。かつては背中を見て、自ら覚える職人の世界が重んじられてきたが、プロセスシートを作成し記録と振り返りを習慣化するなどして、組織体制を強化。組織として技術の継承をサポートすることで社員のモチベーションにも繋がっている。

テーマ企業プレゼンテーション

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