RFID(Radio Frequency IDentifier)とは、ICタグに記憶された個別情報を無線通信によって読み書きする自動認識システム。
(株)アイオイ・システムによる表示機能付き薄型RFIDタグ「スマートカード」は、ICチップに書き込まれたデータがカード本体に表示され、ネットワーク上で様々な情報を共有できる。省電力設計かつ非接触給電方式を採用しているため、生産現場での電子かんばん、物流現場でのコンテナタグ、回転寿司店での精算伝票などとして使用されている。
本体には、ICチップを内蔵しており、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)搭載のスマートフォンからでも読み込みや書き出しが可能なため、今後一般ユーザーへの用途展開の可能性が拡がっている。
今回のテーマとしては、「スマートカード」のプロダクトデザイン、BtoC市場向けのサービスデザイン、他製品への組み込み、付加価値を高めるビジネスモデル(スマートフォンと連携したクラウドビジネス)など、複合的な視点からの提案を期待したい。
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1984年設立。ロジスティックスシステムの提案・設計・開発・製作・販売などをおこない、現在国内外で多く活用されている。RFID「スマートタグ」は2013年東京都ベンチャー技術大賞特別賞を受賞。
スマートフォンで書き換えられる手軽さから日常生活に役立つ仕組み、新しいコミュニケーションツールとしての可能性が感じられる。ネットワークの規模をフルに活かした社会的価値のある用途を提案してほしい。