精密なカットと深堀彫刻が可能な「レーザー加工」と、インク厚盛に特化した「UVインクジェット印刷」、この2つの技術を組み合わせたテーマ。どちらも製版が不要で、小ロット対応が可能、様々な素材に加工ができる。いままで平面的な世界だった印刷にレーザー彫刻、インク厚盛の両技術を用いて立体的な表現を追求していきたい。
① レーザー加工
繊細で美しい深堀彫刻と、歯型では抜けないような複雑でシャープなカットを実現できる。加工素材として、MDF(中質繊維板)やシナベニヤ(合板)、アクリル素材などが主流だが、布や紙などへのカット、彫刻等様々な素材に対応できる。
② UVインクジェット印刷
下地となる白インクを盛ることで凹凸形状を作り出し、その上に濃度と彩度が高いプロセスインクを吐出することで、立体感のあるプリントとなる。写真や画像等は、凹凸の度合いを自動計算しインクを厚盛りする。
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1964年設立。印刷全般を受注。長年培ってきた写真製版処理技術とオフセットカラー印刷技術を駆使した「美しい印刷物」は評判が高い。従来の印刷概念を超えた、立体的な新しい商品開発にチャレンジしている。
二つの技術を最大限に活かした表現をすることで、次のビジネス活路を見出したい。デザイナーとともに技術の追求をおこない、ここでしかできない印刷会社としての看板商品・技術を開発してほしい。