日本フォームサービス(株)は、薄型鈑金の高い技術力と緻密な機構設計により、セキュリティ製品をはじめ、モニター周辺機器やラック製品などを手掛けてきた。機構設計から、加工、溶接、塗装、組み立てまでおこなえる人材と設備を備えており、小ロットでオーダーメイド生産ができることで定評がある。
特に近年開発を重ねている映像ディスプレイの壁掛け金具は、ディスプレイを多画面に美しく設置することができる金具として、画面同士をつなぎ合わせる際のずれを補正したり、メンテナンス性を向上させるなど、優れた機構設計と高度な鈑金技術の組み合わせにより完成させている。
今回のテーマでは、この金具の新規用途開発のほか、この日本フォームサービス(株)で長年培ってきた技術力、開発力をテーマにいままでとは違うBtoC分野にも挑戦するビジネス提案を期待したい。
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1956年設立。「理想のカタチをサービスに」を企業理念のもと、情報通信機器収納ラックや、液晶ディスプレイ用各種取り付け金具、太陽光架台などの製造販売をおこなう。長年培った技術力をもって、省エネ製品およびサービスの開発に力を入れている。
職人の技が見える製品開発を期待。BtoCへの展開も考えられる。きめ細かい機構設計ができるところも特徴のため、複雑な機構を機能的に美しく見せるような、この会社の“知の財産”が活かせる提案を期待する。