バフ独特の縫製技術を活かした
布製品ブランド
小関 隆一(アートディレクター・デザイナー)【RKDS】
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多種多様な素材の特性を活かした
"バフホイル(布製研磨用具)製造技術" 有限会社中央バフ製作所(荒川区)
研磨の道具「バフ」の独特な渦巻き模様の縫製技術を使ったプロダクトブランドの提案。
薄い木を張り合わせて作られる丈夫な合板のように、バフを「布を重ね合わせて機能性を持たせたタフな素材」として扱い製品開発、事業化するプラン。バッグや小物、日用品など多角的な商品展開を目指す。
1998年多摩美術大学卒業後、喜多俊之氏に師事。2011年RKDS設立。
ジャンルの境界を越えたデザイン、アートディレクションを国内外で行なう。多角的な視点での製品開発やブランド戦略、コンサルティングも手掛け、プロジェクトの本質的な魅力をシンプルに引き出す活動に取り組んでいる。グッドデザイン賞、iFデザイン賞など受賞。
RKDS ホームページ
これまで産業の下支えをしてきた「バフ」の製造技術が、バッグなどカジュアルな製品として展開している点が意外性があり魅力的である。緻密なブランド計画が製品の価値と信用を高めている。工業製品だが暖かみのある素材に合った提案。