光学ガラスの特徴を活かした
祈りのための道具
三浦 秀彦、久保井 武志(デザイナー)【クラウドデザイン】
- テーマ
- 光学部品製造で培った "ガラスの精密接合加工技術" カドミ光学工業株式会社(日野市)
光学ガラスの特徴を活かした無宗教式に祀る「祈りの道具」。
少子化や核家族化に伴って墓や仏壇を取り巻く環境が変わる中、現代のライフスタイルにあった新しい供養の様式を提案している。カドミ光学工業がこれまで光学機器の部品製造で培ってきた高度な精密接合技術を使って、素材と技術の魅力を引き出した美しい道具に挑戦した。
三浦秀彦が代表を務めるCloud Designは、プロダクト、家具、空間/環境等のデザイン開発を手掛ける。コンセプトデザインやデザインリサーチ、レクチャー、ワークショップなども独自の視点で行っている。日常の中にある創造性や意識と現象の関係性に着目し「雲」というコンセプトを持ちながらスタイルを固定せず、プロジェクト毎に求められている解は何であるかを柔軟に思考し提案することを心がけている。
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光学ガラスの特徴を引き出した独創的なデザイン。故人だけでなくペットを偲ぶためにも使う事ができ、現代社会の潜在的なニーズによってビジネス展開の将来性を感じた。精密な加工により日本的な精神性と神秘的な空間を生み出している。