お湯で温めると柔らかくなり、常温で固まるプラスチックねんど。製作時に手が汚れる心配がない。丸く作るとスーパーボールのように弾み、型を取るのにも使いやすく、色や香りも付けることができる。
現状は子供用プラスチックねんど「おゆまる」として15年間販売を続けているが、最近のスイーツブームにより型取りの用途にも使用されている。通常は玩具やホビー用品として使用されているが、この性質をさらに他の場面で役立てることはできないかと考えており、新しい用途開発を期待している。
主に子供向けのため、お湯を使うことが販売のネックとなる場合が多いために、使用する年齢層をあげていきたい。形を自由に作ることができるので創造しだいでいろいろなものに変化する。現在の主な販路は文具、ホビー関係だが、全く違う分野への販路を見出したい。
ヒノデワシ株式会社(墨田区) ホームページ
1919年創業。各種ゴム製品の製造をはじめ、昭和初期に消しゴムの製造を開始。その後、消しゴムのホビー商品化や、香り付き文具の流行、消しゴムはんこブームのきっかけを作る。消しくずが散らない消しゴム「まとまるくん」などを発売。
子供の粘土遊びから離れた提案が望ましい。新たな設定には、ユーザーターゲットを変える、素材として売るのではなく最終製品にする、匂いをつけるなど、軸を変えた展開も考えられる。