「ウッドライク」は、3Dプリンターに代表される積層造形機向けの新材料である。3Dプリンターの材料は工業用のプラスチックが主な中、木材を使用している。
木材を使用することで温かみのある製品を造形できる他、材料費が安く、大きなものでも安価に造形が可能である(一般的な3Dプリンター向け材料に見られる工業用グレードのプラスチック材の1/4以下のコストで生産が可能)。また、材料とする木材は間伐材を使用しており、環境保全にも貢献している。
造形可能なサイズは250mm×300mm×300mmまで。一般への造形提供価格は大きさにより異なる。本材料を使用すれば、低価格で少量の量産品を生産することができ、個人でも注文がしやすくなる。従来の木工法ではありえなかったデザインを実現し、より幅広い製品を生産、販売することが可能になる。
SOLIZE Products株式会社(千代田区) ホームページ
2013年4月に創業。試作モデル製作のプロトタイプエンジニアリングサービスを提供するほか、造形装置販売、ユーザーサポート業務なども行う。また、オンラインの3Dプリントサービス(INTER-CULTURE http://inter-culture.jp/)も運営している。
素材が魅力的で新規性が高いので、自由にアイデアを展開して欲しい。3Dプリンターの特徴を活かした少量多品種生産、ネットを使って受注するシステムが確立していることを活かしたビジネスにも期待したい。