東新製作所では、日々金属レーザーカットの新たな可能性を追求しており、現在では、レーザーカッターの切れ込みにより、同じ素材でも強度や柔軟性等の性能が変わる事に着目している。
レーザーカッターの加工データを工夫することで、手でも曲げられる柔軟な金属が生み出せることから、金属と人との距離を更に近づけるような構造を持った製品が生み出される可能性を持つと考える。また、一枚の金属からレーザー加工のみで構造が成立するため、加工費、輸送費等のコストが削減できる。
金属は、強度、耐候性に優れており、汚れが着きにくく、メンテナンス性も高いため、屋外や公共物に使用されることが多いが、素材として固いため快適性に欠ける。このテーマを応用して今まで金属が達成できなかった市場に対して参入したい。
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様々な大学やデザイナー、技術者と協力してレーザー加工機の可能性を探求している。設備面においては、レーザーのみならず、溶接、ベンダー、旋盤なども所持しデザイナーのニーズに柔軟に対応する。
金属が苦手としていたジャンルや、金属らしくない身近な存在となるような使い方に期待したい。繊細な加工ができることから、必ずしも機能があるものでなくても良いのかもしれない。