直径3〜19mmまでの金属(アルミ、鉄、ステンレス、銅、真鍮など)パイプを様々な形状(2D/3D)に加工することが可能な、世界最高レベルのパイプ曲げ技術。パイプの特徴は、中空となる内径側に気体・物体を通すことができ、一定の条件を満たせば、曲げなどの加工により自由に形状を変えられ、軽量であるという点である。
最新の曲げ加工技術として“可変曲げR連続加工技術”を用いた渦巻型のパイプ曲げ加工が挙げられる。本技術を用いると一定のスペース(300㎜×700㎜)に長さ10mのパイプを収納することができ、熱交換を必要とする機器の小型化や高機能化に寄与する。
2012年4月ビーサイズ(株)より、1.7mのSUSパイプを曲げて作るLEDライトスタンド「STROKE」が発売され各種メディアで紹介された。本製品の外観はほぼ弊社より提供した曲げパイプ部品であり、デザインとものづくりが融合した結果、2012年度のグッドデザイン賞に選ばれ、売れ行きも好調である。
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1952年創業。自動車用の熱交換器パイプ、及び鈑金部品の製造などをおこなう。大量生産の時代から多品種精算の時代へと変革をして行く中で、それぞれの時代にマッチしたものづくりを目指す。
青梅市の優良企業が有する世界最高レベルの精緻なパイプ曲げ技術が生きるアイデアを期待したい。技術を伝える製品とはどんなもので、どこで使用するとその技術が活きるのか、どのような販路が望ましいのかを提案してほしい。