混合物から目的の物質を効率良くスピーディーに取り出す装置、「Centractor」。医用・バイオの産業分野においては、「溶媒抽出法」が広く用いられているが、その多くは手動によるもので、作業の煩雑さと抽出効率の悪さ、抽出時間の長さが課題であった。そこで同社は、抽出・分離・ろ過が一台の装置で半自動的に行える、全く新しいタイプのハイブリッド型溶媒抽出装置「Centractor」を開発した。(国内外特許出願中)
[特徴]
① エマルジョンが起こらない。(従来の遠心分離法の弱点、抽出効率の悪さを克服)
② 抽出効率が高い。
③ 抽出時間が短い。
④ 作業工程の標準化。(ボタン操作一つで条件設定が可能)
⑤ 耐薬品性のアップ。(より多様な分野への応用が可能となった)
開発目的は医用系(生体試料の抽出)であったが、水浄化・有害物除去、レアメタル回収など、環境、リサイクル市場にも転用の可能性を感じている。
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1985年に設立。流体(液体、気体、固体)を扱う理化学機器、医用機器、検査機器などの開発・製造・販売。ほぼ全世界に輸出している。100%自社開発製品で、流体制御に関する技術開発に特化しオンリーワンを目指す。
この装置により、コーヒーからカフェインを抜いたり、原材料から必要な成分のみを抽出して、漢方薬や香水などに利用することができる。また、ドーピング検査などにも活用可能。抽出自体のアイデア、ビジネスモデルなどが検討できる。