水系はくり塗料「水系ストリッパブル」は、塗装後の乾燥した塗膜が容易に剥離できる一時保護塗料。通常は、基材の保管・輸送中の汚れまたは傷つきを防ぐため、または水洗の不可能な状況で、基材表面の汚れをとる用途で使用されている。
はくり塗料自体は一般的だが水系は少なく、樹脂特性から塗装方法に制限のあるものが多い。本テーマは数少ない水系で、刷毛・ローラー・スプレーなど、多様な塗装方法に対応。これにより複雑な形状や大きな面積にも塗装が容易になった。また、耐薬品性や耐候性にも優れているため、従来のマスキングテープでは保護しきれなかった場面にも展開できる。
塗料自体の色は通常のインクのように、無色〜有色、透明〜不透明のどんな色にもできる。ラメなどを混ぜることも可能。性状は、最低造膜温度:5℃、塗布量:150〜200g/㎡(対象によって変動)、不揮発分:40%、乾燥時間:1〜2時間(23℃ / 50%Hr)。
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1951年創業。ハイテクノロジー、建築用、工業用、路面標示用の分野での機能性特殊塗料の開発、製造販売。水系塗料を中心として、環境保護を意識した製品開発を行っている。
どんな色にもできて、しかも水系であるため、日常の中やイベント、または季節に合わせた用途などもあるのではないか。また、“マスキングできる”という性質を活かせば、商業用途の展開も考えられる。