貼紙防止用「マジックシート」は、電柱などの公共物の雑ビラ防止対策として開発した、塩化ビニル製のシート素材である。その用途は、電柱・標識柱・街路灯・歩道橋・配電灯・分電盤・発電機の貼紙防止対策であるが、近年、この貼紙防止対策方法が塗装に移行しており、素材としての新たな用途開発が求められている。
シートの表面に凹凸加工を施し、この形状で剥離効果を出しているため、何年経っても貼紙防止対策としての効果は変わらない。また、たばこの火などで燃えることがないよう難燃性であり、屋外で使用されるため に耐酸性でもあり、耐久性にも優れている。
シートサイズは巾1200mm×長さ20m(※巾の左端50mmはのりしろ用で凹凸なし)のロールが基本。色のバリエーションは10種類以上ある。新色を作ることも可能だが、最少ロットは巾1200mm×長さ100m。裏面は凹凸 はなく平坦で、接着用のノリもついていない。粘着加工をすることは可能。
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1962年11月、用地測量調査事業を主体とし「日本測地株式会社」設立。1973年、社名変更。従来の測量業務に加え、「マジックシート」の販売が事業の主力となる。現在では、硬質ビニール管類も販売。
屋外耐久性が優れているところに可能性を感じる。また、曲面対応可能であり、それを活かした提案も考えられる。発色も非常によく、鮮やか。これまでとは違った分野での用途を見つけられそうである。