2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

天然銘木を薄くスライスする
「ツキ板加工技術」

天然銘木はその種類はもちろん、育った環境により様々な色柄や風合いをもち、その木目の美しさは我々の暮らしに安らぎを与えてくれる。当社では、これら希少価値の高い様々な種類の天然銘木を、大型のカンナ刃で約0.2㎜の薄さにスライスしたツキ板を製造することで、僅かな材料から大面積の化粧材料を提供している。また、多種多様な天然木の個性に対応して加工する技術を培った事で、当社の取扱い材種は約150種と豊富であり、デザインの幅も広がる。当社は、木質系素材・不燃素材・金属板・ガラス・透明樹脂・不織布・革など様々な種類の素材にツキ板を貼り合せ加工する技術を開発したことで、ツキ板に様々な機能性を与えたツキ板製品群を製造している。これらツキ板製品は、家具や建築内装などの化粧材として、また照明や革製品などの装飾材として利用の幅を広げるなど、幅広い可能性を持つ製品と言える。また現在ツキ板を透明樹脂と組み合わせた「光透過素材」を開発中。

【テーマのポイント】
・天然銘木ならではの木目の美しさやぬくもり
・天然銘木を薄く加工することによる付加価値
・多様な素材とツキ板の貼り合わせが可能

北三株式会社(江東区) https://www.hoxan.co.jp

世界中の天然銘木を各地から集め、ツキ板の製造、加工、販売までを一貫して行う。今年で創業94年目となり、長年培われてきた集材のネットワークとツキ板切削技術、様々な基材への貼り付け技術等を駆使し、”美しい木目を暮らしの中へ”という思いをこめて、ものづくりに取り組んでいる。ツキ板製品の他にも、原木やランバー、木材専用塗料も扱っており、木に関するすべてのことにこだわり抜いた製品を世に送り出している。

ツキ板の販売量が増えるような売り方提案、新素材の商品開発両面で考えてほしい。企業の高度な技術と銘木の集材力を活かした、企業価値を上げるようなビジネス提案を期待する。