2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

90%以上を手作業で行う高度な
「革小物製造技術」

革小物(財布等)の製造は、職人の手作業によって支えられている。製造工程は大きく4つに分けられ、工程ごとに専業者がいるほど卓越した技術が必要である。革を薄くする工程では、革漉き機で新聞紙を2枚にスライスできるほどの技術が必要とされ、特に紳士財布において革の厚みは商品全体の仕上がりに繋がり0.1mm単位で調整をする。縫製工程においても角の処理など極めて細やかな作業をする。天然皮革の扱いにも繊細さを必要とし、傷やシワなど同じものが2つと無い素材の個体差に対応する技術が要求される。当社はこれら全ての工程を社内で賄うことができ、サンプル製造から量産まで対応可能である。

【テーマのポイント】
・高度な縫製技術
・0.1mm単位で調整をする革漉き加工技術
・菊の花びらの様に角の処理をする加工技術

株式会社石川(江東区) http://www.iskwjp.com/

1968年(昭和43)の創業以来、革製品の財布、名刺入れ、手帳カバーなどをOEMにて手がけてきたメーカーである。業界主催の革製品技能試験紳士小物部門では、2016年度の6回目までに全国で最高位の一級合格者12名の内、7名を当社から輩出している。一級職人を増やすべく若手の人材育成にも力を入れている。

革財布製造で培った技術を生かし、財布・バッグなどこれまでの延長線上にある小売商品のデザインではなく、日常の中で隠れた需要のある新しいツールの提案や、上質な革小物ツールがフィットするBtoB展開の提案など、多様な可能性を探ってほしい。