2015年度「東京ビジネスデザインアワード」

救難ロープから発展した、
フイルム・ワイヤー状の「無機ELランプ」

分散型無機ELランプはフイルムもしくはワイヤー状のランプで、薄く軽く割れにくい均一な光源である。発光色は主にホワイトとブルーグリーンでPCモニターと同等の明るさを出す。熱線・紫外線を出さず照らす対象物を痛めない。専用の電源装置で周波数を上げた交流電源で点灯するが、低い輝度であればコンセントから直接給電する事も可能である。フイルム状の「ELシート」ワイヤー状の「ELファイバー」、ロープ状の「ELコード」の3種類がある。

【テーマのポイント】
・ELシートの最小曲げ半径は200mm
・ELシートの厚み0.7mm。1.2kg/平米
・ELシートは複数枚で、途切れ目のない大面積が可能

株式会社海光社(中央区) https://kaikosha.co.jp

海光社は1946年に創業し、世界で初めて線状のオモリを漁業に応用した高比重漁網・綱のメーカーである。漁業分野以外ではカラスや風などによるゴミの拡散を防ぐカラスよけネットや、カーテンの裾に縫い込みドレープをきれいに出すためのオモリの生産を行なっている。消防向けの救難ロープを生産していたところから発光ロープの要望があり、消防庁や防衛庁向けに電線状の無機EL発光ロープの生産を開始した。

これまでオーダーメイドの一点物を製造してきたが、汎用性の高い量産型のチャレンジを期待。これまでの実施例を参照しながら従来にない新しい用途を提案してほしい。