TOKYO DESIGN
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TOKYO DESIGN EXERCISE 2018 東京ビジネスデザインアワード特別講義
中小企業とデザイナーが協働するための「ものづくり勉強会」

東京都が主催する、デザイナーを対象としたデザインコンサルティング講座「TOKYO DESIGN EXERCISE」は、中小企業と効果的にデザイン開発をおこなうために有用な知識の幅や視野を広げるための講座です。

「東京ビジネスデザインアワード」は優れた技術を持つ東京都内のものづくり中小企業と、企画提案力のあるデザイナーとをマッチングし、技術や素材の新規用途開発を軸としたビジネスデザインによる新事業創出を支援するコンペティションです。
本講座はアワードの特別講義として、企画から商品開発、マーケティング、広報に至るまで、新しい事業作りのプロセスをテーマに全6回にわたり実施します。
講師には、現場の最前線で分野横断的に活躍される方々をお招きし、中小企業とデザイナーのより良い協働について考え、産業とデザインの良き「つなぎ手」となるためのヒント獲得を目指します。
新たな価値をつくるためにデザインの力を発揮したいと考える、意欲ある方々の受講をお待ちしています。

■ スケジュール・講師

  日 程 講 師
第1回 3月12日(月)
19:00 - 20:30
「ブランディングと海外販路について」
澤田 且成 ブランディングディレクター/アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO
第2回 3月13日(火)
19:00 - 20:30
「デザインと製造業との次の協業のあり方」
金谷 勉 クリエイティブディレクター/有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役
第3回 3月15日(木)
19:00 - 20:30
「魅力を伝えるPR」
松矢 英恵 フリーランスPRプランナー
第4回 3月19日(月)
19:00 - 20:30
「中小企業とデザイナーのコミュニケーションのとり方」
辰野 しずか クリエイティブディレクター・デザイナー/株式会社Shizuka Tatsuno Studio 代表取締役
第5回 3月20日(火)
19:00 - 20:30
「ビジネスとして起動させるためのデザインアプローチ」
今井 裕平 フラグシップアドバイザー/kenma Inc. 代表
第6回 3月22日(木)
19:00 - 20:30
「フリーランスデザイナーの自己分析と仕組みの作り方」
原田 元輝 プランナー・プロダクトデザイナー/株式会社TANT 代表取締役

受講対象:
・中小企業との協働に関心のあるデザイナーやプランナー
・独立している、またはこれから独立を検討しているデザイナー
・デザイン業務を超えたスキルアップを考えるインハウスデザイナー
・デザイン導入に興味のある中小企業
・その他、中小企業とデザイナーの新規事業開発に興味のある方

受講料: 無料
定 員: 各コマ30名
会 場: インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(アクセス
(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F デザインハブ内)
主 催: 東京都

企画・運営:公益財団法人日本デザイン振興会

申込方法:
下記申込サイトからお申込ください。
申込サイトはこちらから
または、必要事項(お名前、連絡先、従事されている職種、参加人数)を明記の上、
メールにて下記事務局までご連絡ください。

お申し込み・お問い合わせ先:
公益財団法人 日本デザイン振興会内「TOKYO DESIGN EXERCISE」事務局宛
〒107-6205 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
Tel:03-6743-3777 Fax:03-6743-3775
Email:tokyo-design@jidp.or.jp

■ 講義内容と講師プロフィール

3月12日(月)19:00-20:30
澤田 且成(ブランディングディレクター/アイディーテンジャパン株式会社 代表取締役社長 CEO)
ブランディングと海外販路について

訪日外国人の増加と、2020年東京五輪に向けて、いかに日本の商品やサービスの価値を伝えるか、また海外へ販路を見出すかが重要な課題となっています。まだまだよいものを作れば売れると考えているものづくり中小企業が多い中、海外へ日本のよいものを紹介し、その背景まで含めたストーリーを伝えている澤田さんに、海外展開のしかたやそのメリットデメリット、ブランディングの必要性についてお伺いします。

プロフィール:大阪府堺市出身。株式会社富士経済、株式会社インターブランドジャパンを経て、2008年アイディーテンジャパン株式会社を設立。新規事業ブランディングの企画立案をはじめ、日本のブランド力を生かしたものづくり・食・伝統・文化・観光の海外需要開拓・販路開拓のマーケティング支援を行なう。経済産業省ふるさと名物発掘・連携促進事業副事務局方、JAPANブランドプロデュース支援事業アドバイザー、東京都伝統的工芸品普及促進プロジェクト実務者委員、墨田区ものづくりコラボレーション事業海外販路開拓部門コラボレーター等を歴任。2016年度より東京ビジネスデザインアワード審査委員。
https://id10.jp

3月13日(火)19:00-20:30
金谷 勉(クリエイティブディレクター/有限会社セメントプロデュースデザイン 代表取締役)
デザインと製造業との次の協業のあり方

グラフィックデザインを中心に企業のCI・VIやWeb・プロダクト・アパレルまで手がけるボーダーレスな次世代型デザイン会社「CEMENT PRODUCE DESIGN」を率いる金谷勉さん。 優れた技術を持ちながら、メーカーの海外移転や後継者不足などの影響で危機に瀕している中小企業の商品が、デザインの力によって復活するにはどうすれば良いか。地域の中小企業との商品開発やプロデュース活動を経て、中小企業が生き残るための方法、デザインと製造業の持続可能な関係作りは何かを事例を通してお伺いします。

プロフィール:1971年大阪府生まれ。京都精華大学人文学部を卒業後、広告制作会社を経て、1999年にデザイン会社「セメントプロデュースデザイン」を大阪にて設立。企業広告デザインや商業施設のビジュアル、星野リゾート、コクヨとの企画ディレクションなどに携わる傍ら、全国各地の町工場や職人との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、つながった工場や職人は500を超す。経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動は、『ガイアの夜明け』や『NHK WORLD』で取り上げられた。 各地での開発ゼミや京都精華大学や金沢美術工芸大学でも講師を務める。2016年度より東京ビジネスデザインアワード審査委員。
http://www.cementdesign.com

3月15日(木)19:00-20:30
松矢 英恵(フリーランスPRプランナー)
魅力を伝えるPR

「ビジネスや商品をもっと世の中に広げていくにはどうしたらいいのか…」その解決には、広報・PR活動を通じて情報発信を行っていくことが大切です。広報・PRの知識は、新商品やサービスのローンチ時はもちろん、技術やプロダクトの普及、キャンペーンやCSRなど、多種多様なシーンで活用でき、企業や商品のブランド力向上に繋がっていきます。
効果的なPR活動を行うにはコツがあり、それは「魅力的な情報を作る」ことです。テレビや新聞、雑誌、ラジオ、ウエブなどのメディアが思わず取材したい・取り上げたいと思うような情報の作り方、大きく話題になるような広げ方について、PRの考え方と実践方法をベースにお伝えします。

プロフィール:1983年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業後、株式会社電通パブリックリレーショズ、ジュエリー会社での営業企画・広報を経て、2013年にフリーランスのPRとして独立。クライアントは、飲食店や食品会社、出版社、メーカー、IT系スタートアップ企業、海外企業など多岐にわたり、中でも「食」「書籍」のPRを得意とする。東京ビジネスデザインアワードや西和賀デザインプロジェクト、高鍋デザインプロジェクトの広報にも関わる。日本で唯一のPR専門の教育機関「M.I.C」にてプレスリリース講座の講師を務める。
http://cast-er.com/remo/?p=3331

3月19日(月)19:00-20:30
辰野 しずか(クリエイティブディレクター・デザイナー/株式会社Shizuka Tatsuno Studio 代表取締役)
中小企業とデザイナーのコミュニケーションのとり方

北は青森、南は沖縄まで、これまでに様々な地域の中小企業の会社とお仕事をしてきました。デザインを必要としている会社が多い事を目の当たりにしながらも、一緒に仕事を取り組みながら、行き詰まる事もたくさんあります。その経験を受講者のみなさんと共有すると共に、デザイナーと企業間のコミュニケーションの留意点やどのように乗り越えてきたかをお話します。この講座でデザイナーと企業との良いものづくりに少しでも貢献できると嬉しいです。

プロフィール:英国のキングストン大学プロダクト&家具科を首席で卒業。デザイン事務所を経て、2011年に独立。2017年より株式会社 Shizuka Tatsuno Studioを設立。家具、生活用品、ファッション小物のプロダクトデザインを中心に、企画からディレクション、付随するグラフィックデザインなど様々な業務を手掛ける。良いモノづくりがもっと認知され、続いてほしい。という想いから、現在は地場産業の仕事に力を入れ「長所を生かしていく、伝えていく、つなげていく」をテーマに製作している。
http://www.shizukatatsuno.com

3月20日(火)19:00-20:30
今井 裕平(フラグシップアドバイザー/kenma Inc. 代表)
ビジネスとして起動させるためのデザインアプローチ

「Flagship Consulting」をコンセプトに、企業の新たなシンボルとなる事業やブランド、プロダクト/サービス/空間の開発支援を行うデザインコンサルティングファーム、kenma Inc.代表の今井裕平さん。日々、ビジネスインパクトの創出を第一に経営視点でデザインをされています。今回はプロダクトやサービスを立ち上げる際に、予めデザインしておくべきことや立上げ時のデザイナーの役割を、2016年度東京ビジネスデザインアワードで優秀賞を受賞し、事業化に成功している wemo 等をケースにお話をお伺いします。

プロフィール:1981年大阪府堺市生まれ。神戸大学大学院修了後、安井建築設計事務所、IBCS(現日本IBM)を経て、電通コンサルティングにて企業の成長戦略にフォーカスしたコンサルタント業務に従事。在職中に企業のフラグシップ開発を支援するkenmaを設立し、2016年11月より代表取締役に就任。kenma では主に戦略パートを担当。2016年度東京ビジネスデザインアワード優秀賞。受賞をきっかけに事業化した wemoは 国内外のメディアに取り上げられ、クライアント共に事業を拡大中。
http://www.kenma.co

3月22日(木)19:00-20:30
原田 元輝(プランナー・プロダクトデザイナー/株式会社TANT 代表取締役)
フリーランスデザイナーの自己分析と仕組みの作り方

デザイナーで独立して3年目の今を伝えます。
クライアントとデザイナーの関係を持続し安定した仕事を得ることも大事ですが、自己表現するためにはフリーランスデザイナーの柔軟性と機動力を生かして、自ら仕事を創ることや工夫を加えてワクワクする仕事に変換する、組織や立場を越えた仕組みづくりがとても重要だと捉えております。その仕組みづくりを、自分たちのブランドを始めたきっかけからメゾン・エ・オブジェに展示するまでの裏側やその他の仕事でどんなことを工夫しているかなど、具体的な失敗例・成功例と共にお話しします。

プロフィール:1984年熊本生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻を卒業後、2007年からJVCケンウッド・デザイン株式会社にて電化製品の企画・デザインに従事。2015年に独立後、プロダクトデザインを軸として、電化製品、日用品、食べ物など商品開発・販路開拓、地域密着型イベント企画などの活動を行う。2017年デザインオフィス「株式会社TANT」を設立。オリジナル商品ブランド「ikue」(2016年度TBDA最優秀賞)を開発中。
http://tant-inc.co.jp

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